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横浜流星、他人と比較していた10代 ブレイクも慢心なし「やるべきことは変わらない」
横浜が演じるのは、かつて将来を有望視されていたキックボクサーだったが、過去の事件をきっかけに心を閉ざし、現在は日雇いバイトで食いつなぐ無口な青年・篠崎塁。不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながらも、小さな楽しみを糧に明るく健気に懸命に生きようとする明香里(吉高)と出会い、2人は惹かれ合い幸せな時間を過ごしていく。しかし、明香里が視力を失った理由を聞いた塁は、彼だけが知る残酷な運命に気づいてしまう――。
念願だったキックボクサー役「夢がかないました」
「今までは、女性の憧れが詰まったシチュエーションをやることが多く、非現実的なものをいかに現実的にさせるかが課題でした。今回も物語は非現実的かもしれませんが、自分が今まで出演した作品の中では、現実的な恋愛物語です。恋愛の幸せな部分、残酷さ、生々しさなどが掘り下げられた内容になっていると思います。自分も深いところまでこの作品にのめり込めました」とより作品に寄り添うことができたという。
「もしこの仕事でなかったら、父がやっている大工か、それこそキックボクシングの選手になろうと考えていたので、中学生・高校生のときに抱いていた夢がかないました」と念願かなった役柄を喜ぶ。そして、限られた時間の中で役作りを徹底する理由については「器用にパッとできるタイプではないので、極力私生活やプライベートでもその役でいられるように、常に役のことを考えるようにしています」と自身の性格を分析し、仕事と向き合うようにしているという。