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横浜流星、他人と比較していた10代 ブレイクも慢心なし「やるべきことは変わらない」

実感した“作品の影響力” 2019年は「運が良かった」

 前述した“ゆりゆり”のほか、『あなたの番です−反撃編−』『4分間のマリーゴールド』『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』『私たちはどうかしている』と昨年から今年にかけてドラマに立て続けに出演している。映画も『愛唄−約束のナクヒト−』『チア男子!!』『いなくなれ、群青』など主演作品が公開されたが、横浜は現在の自身の状況をどのようにとらえているのか。

 「これまでと変わらずに仕事に取り組んでいたのですが、ひとつの作品をきっかけにこんなにもたくさんの方に知っていただき、応援してもらえるのはうれしいです」とするも「作品の影響力を目の当たりにしたのと、運が良かったと感じています」と舞い上がる様子はない。

 続けて「ひとつの作品でこんなにも自分の人生が変わったということは、2020年、2021年は自分でないほかの人が、こうなるよなという焦りもあります。だからこそ、今年は勝負の年と思っています。知ってもらえたからと浮かれず、やるべきことは変わらない。仕事にちゃんと取り組んで、たくさんの方とお芝居をして、たくさんの作品と出会って、成長していけたらと思っています」とブレイクも慢心なく目の前の仕事に集中する。

 「運が良かった」と謙虚に話す横浜だが、10代のときは人と比べて、思い悩むこともあったという。「この人のようにという俳優像が昔はありました。でも、その人にはなれないし、10代のころはそう思ったり、いろんな人と比べていました。そして、20歳を過ぎてからいい意味で他人に興味を持たなくなっていきました」と人との比較よりも、自分を見直す時間が増えていった。
 「『このままではいけない』という危機感があったんです。ほかの人と比べすぎて『自分のやるべきことを見失っていないか?』と。なぜ気づけたのかはわからないですが、ある日、それに気づくことができて『やるべきことをやろう』となってから今があります」。

 横浜のいう「やるべきこと」とは具体的にはどのようなことなのか。「10代のときも作品への準備はやっていましたが『100%不安なくできているのか?』『その役を理解できているのか?』それを問われると、しっかりと答えることができませんでした。『もっともっと作品について考えられるだろう』と思ったことですね」と、そのまじめな性格で着実にチャンスをつかんでいった。
 “他人との比較”をしなくなったようで、自分を見つめ直すことができるようになっていった横浜。しかし、人はどうしても他人と比べたがるものだが、同じように悩む人へメッセージを寄せてくれた。

 「相手をリスペクトすることは良いことだと思います。でも、比べることは良いことがないですね。負の連鎖というか、自分を認めて受け入れてあげないと、人生は豊かにならないと考えます。比べることは、仕方ないことだと思いますが、自分のことを考えることが大切だと思います。『将来どうなりたいの?』『なにかやりたいことはないの?』と自問自答し、もしそれがないのなら趣味を見つけてみるとか…。小さいことからでもやってみることで、比べなくなっていくと思います」。

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