ORICON NEWS
吉沢亮“順調”なキャリア形成「理想的な登り方ができている」
吉沢が演じる楓は、コミュニケーションが苦手で「大切な仲間」と「居場所」を奪われた大学生。他人と距離を置き、人の人生に立ち入ろうとしない青年だ。一方、杉咲が演じるヒロイン・秋好寿乃は空気の読めない発言を連発して周囲から浮いた存在のヒロイン。そんな正反対な二人がキャンパスで出会い、「世界を変える」という目標を掲げるサークル・モアイを立ち上げるも、秋好が“この世界”からいなくなってしまう。秋好の存在亡き後、意識高い系就活サークルに成り下がったモアイに楓は怒り、憎しみ、歪んだ感情が暴走していき、秋好がかなえたかった夢を取り戻すために青春最後の革命を起こす。
ダークサイドな役は「嫌なヤツを演じるのが楽しい(笑)」
“ダークサイド”の楓だが「共感できる部分はけっこうありました。ダサかったり、痛い部分を持っている男ですが、こういうダサさや痛さは誰でも共感できるものではないかと思ったんです」と話す。
その上で「単純に嫌なヤツを演じるのが楽しいというか(笑)。人の嫌な感情や気持ち悪い部分は日常生活で出すわけにはいかない。それをお芝居だったらいくらだって出していいわけですから、そういう部分の発散は楽しかったですね」と演じたときの“楽しさ”を振り返ってくれた。
目の前の仕事に集中“なりたい自分”は「特にない」
それでも『なつぞら』『キングダム』、そして『青天を衝け』とヒット作への出演や大河ドラマの主演を手にし、吉沢の“キャリア形成”は順調に見える。
そんな吉沢も「スターになりたいという意識はあります」と目標を明かす。「誰もが知っているスターに。昔に描いていたスターにはまだまだなれていないですが、単純に仮面ライダーが好きだったので、みんなが憧れるような存在になりたいという意識が昔からあったのかもしれません」。