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吉沢亮“順調”なキャリア形成「理想的な登り方ができている」

「良い出会いを通して頑張るだけ」

 今年は新型コロナウイルスの影響で、多くの映画作品が公開延期、ドラマやアニメなどエンタメ界は大きな打撃を受けた。通常ならば行わる映画の舞台あいさつなどもオンラインや無観客で実施するなど、試行錯誤をしながら行っている状況だ。

 そのような状況で、吉沢はLINE LIVEを行ったり自身初のDVD『DVDしりょう』を7月21日に発売した。ファンの人たちとの接し方については「どうしていくかは難しいですよね」と悩むが「ファンの方に楽しんでもらうということはやっていきたいです。コロナだからというわけではなく、やれることをやりたい」とこれからもLINE LIVEなどで直接的な交流を図ることに加え、作品を通して活躍する姿を見てもらう。

 自身の自粛期間については「インドアなので新しいことを始めたというのはないんですが」と笑い「韓国映画を見ていました。同じアジアなのにこんなにレベルが違うのかと。悔しさとすごいなという思いでした」と明かす。
 吉沢は昨年12月に行われた映画『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)のプレミア上映会にサプライズゲストとして登場。その『パラサイト』は外国語映画で初となる『アカデミー賞』作品賞を受賞した。吉沢も「(あの舞台に行きたいというのは)もちろんあります。ただ、自分の力だけでは行けませんから、良い出会いを通して仕事を頑張るだけです」と穏やか口調ながらも闘志を燃やしていた。

 一歩一歩ながら、それでも着実に名実ともに日本を代表する俳優へと近づいている吉沢。これまで見せてきたさわやかなキャラクターから、エイ政のような先頭に立つ英雄から一転、ダークサイドという楓で振り幅の広い演技を見せる俳優と証明している。吉沢が表現する人間が抱える“闇”を、本作を通して体感してみるのはいかがだろうか。
吉沢亮(よしざわ・りょう)
1994年2月1日生まれ 東京都出身
2011年から放送された『仮面ライダーフォーゼ』の朔田流星/仮面ライダーメテオ役で注目を受ける。その後も『リバーズ・エッジ』(18年)『キングダム』(19年)など多くの話題作に出演。公開待機作は『さくら』(今秋公開)など。2021年より、NHK大河ドラマ『青天を衝け』で主演・渋沢栄一を演じる。

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