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普遍的な人気誇る“ドッキリ番組” 自主規制やコンプライアンスを乗り越えて脈々と受け継がれる民放各局の系譜

ノゾキミ的な興奮も いつの時代にも変わらないドッキリの普遍性

 かつて時代を超えて愛される“名作”も生まれるほどの人気を博し、そのコンテンツ強度から、さまざまなアレンジが繰り返されながらもフォーマットは脈々と受け継がれているドッキリ番組。過激さを追求し過ぎれば事故につながる危険性、ストーリー性を追求する演出とやらせの線引きの問題など、厳しいコンプライアンスと自主規制のなか、さまざまな制作の難しさがあるコンテンツでもある。

 しかし、普段は観ることができない芸能人の素の表情や仕草を目の当たりにできるおもしろさ、ドッキリで騙されたことを悔しがりながらも喜ぶ芸人やタレントの姿を観る楽しさ、人の私生活を覗き見するようなドキドキ感のある興奮は、いつの時代にも普遍的なニーズのあるものであることも事実。時代とともに内容は変わっていくが、その時々の視聴者の娯楽性に寄り添ったコンテンツとして引き続き人気を得ていくことだろう。

 また、ウィズコロナの時代には、より笑いや温かさが求められるドッキリが増えていくのかもしれない。視聴者側だけでなく、騙された側にも笑顔が浮かぶような、そこはかとない幸福感が伝わるような仕掛けが人気を得ていくことも予想される。現在は制作における厳しい制約があるのは確かだが、これまでにも創意工夫で乗り越え、変わらぬ人気を誇ってきた。これからも各局それぞれのアプローチで、各番組それぞれの試行錯誤を繰り返しながら進化を遂げていくことだろう。

(文/武井保之)

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