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橋本環奈、ハタチの決意「この業界でしか生きていけない人には、なりたくない」
ひたむきにがんばる女性はカッコいいし、応援したくなる
橋本環奈 Abema TVの配信ドラマに出演させていただくのも初めてですし、純愛ドラマということで、すごく楽しみでした。
――『1ページの恋』は、Abema TVが開催した次世代の才能を発掘するコンペティションで、大賞を受賞した作品なんですよね。
橋本環奈 たくさんの方が応募した中から選ばれた作品を演じるということが、とても新鮮でした。公募のテーマ通り、10代20代の女子が胸キュンできるような作品だったので、その純愛さを大事にしたいなと思いましたね。実は私自身、ふだんからキュンとしにくいタイプで(笑)。でも脚本を読んで、気持ちや純粋さが伝わったので、「きっとみなさん胸キュンしてくれるだろうな」って思いました。
橋本環奈 いちばんは、あかりの純粋さですね。大人になるにつれて成長はしていくんですけど、根本の純粋な部分は変わらないほうがいいかなと。あかりのまっすぐさや、何事も全力な部分を大切にして演じました。ひたむきにがんばってる女性ってすごくカッコいいし、かわいいし、応援したくなるじゃないですか。そんなあかりの好かれる理由が伝わるように意識しました。「あかりちゃん、モテないでしょ?」って思われたらダメだから(笑)。あと、あかりってすごく鈍感なんです。でもいろいろなことに気づかないその正直さが魅力でもあると思います。例えば、作品の中でも大野さんが演じている奈津菜が、「そこがあかりのいいところなんだけどね」って言うセリフがあって。その言葉を体現したいなと思いました。
――今作は橋本さんの新しい一面になりそうですね。
橋本環奈 そうですね。いままでラブストーリーはあまりなかったので。演じるあかりとして、新しい一面はあるんじゃないかなと思います。
初の主演、小栗旬から学んだことは「居心地のいい現場を作るのが座長」
橋本環奈 自分が座長としてというよりは、キャストやスタッフの皆さんが支えてくれたからこそできあがった作品だと思います。“座長!”って感じでもなかったし(笑)、自分が引っ張った部分があったなら良かったです。
――(笑)。橋本さんが今までご出演された作品で、座長の姿をたくさん見てきたと思います。橋本さんにとって座長とはどのような存在だったのでしょうか?
橋本環奈 みなさん引っ張ってくださるんですけど、それぞれ色が違いましたね。例えば、映画『銀魂』の小栗(旬)さんはアクションをスタント無しで、全部自分でやってしまうんですよ。めちゃめちゃ自分自身を鍛えるし、練習も何回もしていて、その姿をみると「私たちも自分でやらなきゃ!」って気持ちになるんです。あと、居心地のいい現場を作るのも座長のすごさだと思っていて。小栗さんはきっと誰もが居心地よく感じるような現場だと思います。そういう座長だからこそ、ついていきたくなるんでしょうね。
――間近で座長を見てきた経験は今回の作品で生きたのではないでしょうか。
橋本環奈 そうですね。キャストもスタッフさんも含め、かなりアットホームな現場でした。私自身、撮影がすごく楽しかったですし、みんなも楽しんでくれていたと思います。「終わりたくない!」って言ってくれたのは、すごくうれしかったですね。