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『警視庁いきもの係』P、横山だいすけの「表情筋」絶賛 “家族で楽しめるドラマ”へのこだわり

 渡部篤郎主演のドラマ『警視庁いきもの係』(フジテレビ系/日曜21時)は、渡部演じる鬼警部補と動物マニアの新米巡査(橋本環奈)コンビが動物の生態をもとに事件解決に奔走する、異色の刑事ドラマ。多様な動物たちの出演、キャストが踊るエンディング、連ドラ初出演となる横山だいすけの起用など、同作には「家族で楽しめる仕掛け」が随所に散りばめられている。本作に込めた“こだわり”について、貸川聡子プロデューサーに聞いた。

“ホンモノ”を映し出す撮影へのこだわり

 動物の生態が事件解決の鍵となる異色の刑事ドラマ『警視庁いきもの係』が初回視聴率8.9%を記録(関東地区・ビデオリサーチ調べ)、以降も同枠ドラマとしては堅調な動きをみせている。本格的な謎解きと動物の愛らしさが詰まった本作は、日曜夜にゆったりと観られる癒し系ドラマとして支持されている。
  • 『警視庁いきもの係』プロデューサー・貸川聡子氏

    『警視庁いきもの係』プロデューサー・貸川聡子氏

「14年に『福家警部補の挨拶』をドラマ化した際、同じ原作者の大倉崇裕先生が書いた『〜いきもの係』を知り、映像化したいと思いました。ただ既存の枠では難しいと感じていたところ、家族向けの日曜9時枠が復活し、この枠にピッタリだと思ったんです」(貸川聡子氏)

 劇中には20種類以上の動物たちが参加し、毎回“ゲスト主役”なる動物も登場する。彼らの存在が作品の肝となるため「ごまかさずにきちんと撮る」ことにこだわっている。

「第4話(7月30日放送)に登場するスカンクは国内にあまりいないので、ぬいぐるみにするか、いっそシーンごとなくすかという話も出たんです。でも、どうしても本物を出したくて、手を尽くして何とか本物を手配しました。また、ペンギンのように長時間の撮影に疲れてしまう動物は、登場シーンを集中して撮るように配慮を。リアルな姿を映すため、動物たちがリラックスできるよう心がけています」
 刑事コンビを演じるのは、渡部と橋本。年齢差のある2人のコミカルなかけ合いは面白く、視聴者に見応えを与える要素の1つとなっている。

「渡部さんはカッコイイ刑事役の印象が強い方ですが、“枯れたオヤジ感”的な雰囲気を出して欲しいと相談したところ、ご本人も乗ってくださって。動物好きな新米巡査・圭子は、今までにないヒロイン像にしたかったので、まだドラマ経験の少ない橋本さんの新鮮さに期待しました。可愛らしい方ですが、実はとてもしっかりしていて、キャラクター的にも圭子に近いものを感じています」

キャスト踊る“エンディングダンス”にも「動物の動き」を導入

 一方、若手警官役には三浦翔平と横山だいすけを起用。9年間出演したNHK『おかあさんといっしょ』の卒業で国民的な注目を集める横山は、本作が連続ドラマ初出演となった。
「三浦さんとは以前もご一緒しましたが、ここ最近、男らしさがにじみ出てきたと感じていて。今の彼に、一見イマドキの若者だけど、内に秘めた思いのある刑事を演じてほしいと考えました。横山さん演じる警官・四十万拓郎は、原作には出てこないキャラクター。『古畑任三郎』で小林隆さんが演じた向島音吉のような、毎回出てくるユニークな存在を置きたいなと、作らせていただいた登場人物です。キャスティングする時も面白い方がいいなと思っていたのですが、横山さんの名前が挙がった途端、小さい子を持つ編成企画の渡辺恒也さんやAPたちが『いいね!』とすごく盛り上がりまして。
 そもそも横山さん自体が魅力的な方なので、お子さんやお母さん方はもちろんですが、横山さんを知らない方にも『なんだろうこの人!?』って楽しんでいただけるのではないかと思いお声がけしました。予想通りお芝居も良くて。『おかあさん〜』では、変顔や(かぞえてんぐなど)さまざまなキャラクターを演じていらっしゃいましたが、今作のお芝居でも彼の表情筋の豊かさには感心しています(笑)。四十万という役は、ピュアで真っ直ぐで、わりとうたのおにいさんに近いキャラクター。自然と役とリンクして、横山さんの魅力が全面にあふれているのかもしれません」

 放送前から、橋本が役作りのため髪を切る様子をLINE LIVEで生中継するなど話題を振りまいてきた本作。放送開始後は、エンディングの超特急「My Buddy」に乗せてキャストが踊るダンスにも注目が集まる。

「『My Buddy』はドラマのテーマに沿って作っていただいた曲で、ダンスも動物を意識した動き。エンディングも楽しんでいただくことで、作品を盛り上げたいと思っています」

 貸川氏といえば、過去に『すべてがFになる』『無痛〜診える眼〜』等、多数のミステリーを手がけてきた。

「まず先に描きたいテーマがあり、そのアウトプットの形がミステリーだったということが多いんです。例えば『無痛』では、“生きる痛みにどう向き合うか”というテーマ性に魅力を感じ、それがエンタメとして成立する描き方を考えました。ただ、今回の『〜いきもの係』は、どれだけ面白がってもらえるのかということをひたすら追求している作品。個人的には今までにないやり方ですね」

 シンプルに楽しめるエンタテインメントを――。そんな思いから生まれた新ジャンル、“コミカル・アニマル・ミステリー”の今後の展開に期待したい。

(文:加藤恵)

提供元: コンフィデンス

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