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Vaundy「怪獣の花唄」、ミセス「ケセラセラ」、こっちのけんと「はいよろこんで」などが受賞、『NexTone Award 2025』の授賞式イベントで喜びの声

『NexTone Award 2025』

『NexTone Award 2025』

 “次代を奏でるオンリーワン・エージェント”を目指す音楽著作権管理事業者NexToneが主催する『NexTone Award 2025』の授賞式イベントが、4月25日、EXシアター六本木にて開催。Vaundy「怪獣の花唄」、Mrs.GREEN APPLE「ケセラセラ」、こっちのけんと「はいよろこんで」などの楽曲が表彰された。

著作権使用料分配実績により上位3作品を決定、さらに特別賞などを顕彰

(写真左から)MCの上田まりえ、藤井隆

(写真左から)MCの上田まりえ、藤井隆

 音楽著作権管理事業者である株式会社NexToneが、未来に向けて日本の音楽産業振興の一助になることを目指して創設した『NexTone Award』。NexTone管理作品を対象に、前年の1月から12月までの期間における著作権使用料分配実績から“世の中でより多く聴かれ愛された作品”上位3作品を選出し、Gold Medal、Silver Medal、Bronze Medalとして発表。

 また、大きな実績、話題を創出した作品やアーティストを顕彰する特別賞、海外で最も実績が認められた作品やアーティストを顕彰する国際賞、YouTubeでの再生実績が最も高い作品やアーティストを顕彰するYouTube賞も発表する。

 歴代のGold Medal受賞作品は、2017年「渚」(スピッツ)、2018年「前前前世」(RADWIMPS)、2019年「In Two」(安室奈美恵)、2020年「奏(かなで)」(スキマスイッチ)、2021年「マリーゴールド」(あいみょん)、2022年「香水」(瑛人)、2023年「うっせぇわ」(Ado)。2024年は、2年連続受賞となったAdoの「新時代」がGold Medalに。これらを見るだけでも、同賞がいかに“世の中でより多く聴かれ愛された作品”を顕彰しているかがわかるだろう。

no more、harha、レトロリロンがライブに登場、EXシアターを盛り上げる

no more

no more

 この『NexTone Award』は昨年に続いてリアルイベント形式で開催され、藤井隆、上田まりえが2年連続でMCを担当。また今後の活躍が期待されるアーティストとして、no more、harha、レトロリロンのライブパフォーマンスも行われた。

 オープニングアクトを務めたのは、福岡を拠点に活動する3人組ポップロックバンド・no more。インディーズや新人アーティストの音楽活動支援を目的としたプラットフォームサービス「Eggs」と共同で実施したオーディションでグランプリを受賞した勢いそのままにオーディエンスを盛り上げ、「星座」、「僕が君を僕のように愛すから」、「会いたい」の3曲を披露。エモーショナルな歌声とバンドサウンドで、EXシアターを一気に盛り上げた。

harha

harha

 2番目のライブステージは、クリエイター・ハルハとシンガー・ヨナベによるユニット・harha。この日は、サポートメンバーを交えたフルバンド編成で登場。透きとおる歌声と疾走感あふれるアレンジで、会場はノリノリに。「草縁」「人生オーバー」「ステレオタイプライター」、「ふうらい」の4曲で、おおいに存在感をアピール。

レトロリロン

レトロリロン

 そしてライブステージのトリは、メジャーデビューも決定している4人組バンドのレトロリロン。「つい先日までワンマンツアーのファイナルを、このEXシアターでやっていました。こんなすぐにEXシアターに出ることになって…ちょっと家に帰ってきた感じがしています」とのMCも。「ワンタイムエピローグ」、「DND」、「ヘッドライナー」、「深夜6時」、「アンバランスブレンド」の5曲を演奏し、彼ら独自のグルーヴ感あふれる完成度の高いステージを披露。印象的なボーカルとおしゃれなアレンジが光るバンドで、今後の活躍を予想させた。

YouTube賞「はいよろこんで」こっちのけんとがコメント、特別賞ではSKI-HIも

  • YouTube賞「はいよろこんで」こっちのけんと

    YouTube賞「はいよろこんで」こっちのけんと

 授賞式では、まずYouTube賞として、こっちのけんと「はいよろこんで」が表彰された。音楽出版社の株式会社blowoutのプロデューサー・片山彩香さんは「昨年YouTubeにアップしたミュージックビデオが、日本のみならず世界中で再生されて、たくさんの方に音楽を届けることができました。この賞に恥じぬよう、本年も全力で活動してまいりますので、こっちのけんとの応援を引き続きよろしくお願いいたします」とコメント。続いて、こっちのけんとがVTRで登場し、「『はいよろこんで』は、(クリエイターの)かねひさ和哉さんにお願いしてアニメーションを作っていただいて投稿したところ、やっぱりYouTubeのすごさというか、世界中に広がって…。もう夢のようです。本当に人生が変わった出来事でございました」と素直に喜びを表した。
  • 国際賞「すずめの戸締り」プロジェクト

    国際賞「すずめの戸締り」プロジェクト

 続いて国際賞は「すずめの戸締まり」プロジェクトが受賞。株式会社voqueting代表取締役・野田林太郎さんは、「このような賞をいただいて、バンド(RADWIMPS)に代わりお礼を申し上げます。2023年、この『すずめの戸締まり』の海外公開のタイミングから、バンドもツアーで世界中を回り、いろいろな熱を体感してきました。今は経済の状況など、なかなか海外に出ることが難しいですが、このような著作権などでアーティストに還元していって、日本のアーティストが海外でより活動していけるようになればと切に願います」と述べた。
  • 特別賞 BMSG

    特別賞 BMSG

 特別賞は、BE:FIRSTら多くのアーティストを手掛ける音楽プロダクション・株式会社BMSGが受賞。同社CEOでラッパーとしても活動するSKY-HIがVTRで登場し、「心から光栄に思います。日本における音楽ビジネスは本当に転換期だと思いますが、転換期ということは、すごく不安定だったりピンチだったりすることもあれば、ものすごいチャンスが眠っている状態でもあると捉えています。すべてのアーティストやアイドルが持続的に幸せをつかめる世界を作るために、これからも頑張っていきたいと思いますので、皆様お力をお貸しください、および応援してください、および何か一緒にできることあったら一緒にやらせてください」とのコメントを寄せた。

上位3作品は「怪獣の花唄」「独りんぼエンヴィー」「ケセラセラ」に決定!

  • Bronze Medal「ケセラセラ」Mrs.GREEN APPLE

    Bronze Medal「ケセラセラ」Mrs.GREEN APPLE

 いよいよ著作権使用料分配実績の上位3作品の発表へ。まず第3位のBronze Medalは、Mrs.GREEN APPLE「ケセラセラ」が受賞。音楽出版社のABCフロンティア代表取締役社長・井口毅さんが登壇し、同曲への熱い思いを語った。

 「『ケセラセラ』は朝日放送テレビのドラマ『日曜日の夜ぐらいは』の主題歌として書き下ろしていただいた曲です。当時、私は朝日放送テレビの制作局長で、ドラマも担当しておりました。清水(一幸)プロデューサーから『素晴らしい曲が上がった』と報告を受け、彼のスマートフォンでデモを聴かせてもらったのが、この曲との最初の出会いでした。それを聴いた時、素直な勇気が湧いてくる良い曲だなと思い、心が震えました。ドラマを観ている中でも何度も涙するシーンがありましたが、そこには必ずこの『ケセラセラ』がありました。このような素晴らしい楽曲に関われたことを、弊社一同心より誇りに思っております。微力ではございますが、今後も素晴らしい音楽をより多くの人により深く届けるために尽くしてまいりたいと思います」
  • koyori(電ポルP)

    Silver Medal「独りんぼエンヴィー」koyori(電ポルP)

 第2位のSilver Medalは、koyori(電ポルP)「独りんぼエンヴィー」。音楽出版社の株式会社ドワンゴ事業開発本部本部長・織本五郎清健さんは、「この曲は音声合成ソフトの初音ミクをボーカルとして制作した楽曲で、今から10年以上前にニコニコ動画に投稿されて500万回再生、YouTubeでは1500万回再生を超えております。2020年にはリズムゲームに収録されて話題になり、SNSでも拡散され、多くのリスナーに親しまれています。ニコニコ動画というネットから生まれたボカロ文化をグループとして盛り上げ、サポートしていきたいと考えております」とコメント。

 またkoyori本人からは、「この度は、とても身に余る大変な賞をいただきまして誠にありがとうございます。この曲はずいぶん前に書いたものですが、今でもいろいろな形で多くの方々に聴いていただけているようで、とてもうれしく、大変光栄に思います。こういった機会をいただいたことは、これからの自分の活動にとっても大きな宝物になると思っています。これからもたくさん聴いてくださるとうれしいです」との声が届けられた。
  • Gold Medal「怪獣の花唄」Vaundy

    Gold Medal「怪獣の花唄」Vaundy

 そして第1位のGold Medalには、Vaundy「怪獣の花唄」が輝いた。ここで音楽出版社の株式会社SDR取締役副社長・宮下昌也さんが登壇し、Vaundy本人からのコメントを代読した。

 「Gold Medal受賞とのこと、ありがとうございます。たくさんの方に僕の楽曲が届いていることをとてもうれしく思います。今年もいっぱい曲を作って出していこうと思いますので、楽しみにしていてください」

 すべての表彰を終え、NexTone代表取締役CEOの阿南雅治さんが登壇。藤井隆のかつてのヒット曲「ナンダカンダ」が今「オロナミンC」CMで大量に流れている話題にも触れつつ、著作権使用料の醍醐味についてスピーチした。

 「『NexTone Award』は、他のアワードと少し毛色の違ったもので、アーティストそのものを顕彰するというより、作詞・作曲家様と楽曲を管理されている音楽出版社様を顕彰するものです。NexToneが、放送局やレコード会社、カラオケ事業者等から徴収した著作権使用料を集計し、その分配額に応じて表彰させていただく仕組みになっています。今回の受賞作を聞いて『去年(2024年)の楽曲じゃない』と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、これまでの例を見ても、スキマスイッチさんの『奏(かなで)』(2020年Gold Medal)はリリースから16年、スピッツさんの『渚』(2017年Gold Medal)はリリースから21年経っての受賞となっています。このように過去に発表された楽曲が時を経てまた世に出て上位にランクインするということが、著作権の奥深く、興味深いところであり、醍醐味であると思っております。来年どんな楽曲が顕彰されるか私もわかりませんが、皆さんと共に楽しみにしたいと思います。来年もどうかご参加いただけるとうれしいです」


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