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Chara『最新ツアーの模様をWOWOWで独占放送！ライブの見どころや曲作りについて語る』
皆さんから愛していただいて、私は自分を信じて進むだけ
Chara進化をしたいと思っていました。『Cocoon』を直訳すると繭（まゆ）という意味。アルバム制作中に、“糸へん”が気になりました。“繭”自体に糸へんが入っています。人と人をつなぐ、絆とか。結ぶとか。糸へんがすごい！と思って、その繭から何か出た感じがします。繭からふわっと光が出て、どんな感じかなーって。完成ではないんだけど、また進化できた気がします。皆さんから愛していただいて、私は自分を信じて進むだけなのですが、たくさんいただいたような、たくさん持ってきてくれるんですね。それが私の成長につながる。みんなで進化に携わっている。そういう感じです。
――最近、歌うのが恥ずかしくなくなってきたとおっしゃっていましたが。
Chara決して私はシンガーになりたいとは思っていなくて、作曲が好きなんです。曲を作る、楽器が好きですね。それが音楽が好きってことにもなるのですが、歌うということは選ばれている感じですごくカッコいいこと。すごい声量があって、肺活量があって、どんな歌でも歌える、そういうタイプではない。歌う自分と作曲する自分で離れていましたが、ここ数年歩み寄った気がします。それは経験というのもあるし、自分が信じる力が増えたのかな。それでもまだ未知のことです。だから追いかけられる。あと、老化があるんですよね。声だから私が全部楽器じゃないですか。オールドのギターみたいな感じで、よく鳴ったりするけど新しいギターとは違う音。その音を無理に鳴らそうとしていない。今はそういう意味でも進化しています。オールドだから繊細なの（笑）。よくわかっていれば良い音なるじゃんっていう感じの時期なのかな。
――ライブの最後は客席を練り歩きましたね。
Chara私が客席に行こうよって言って。私には、音楽と結婚したっていうコンセプトがあるの。最後は結婚式する感じの演出で、ステージを練り歩いていました。なんだろう、行きたかったんだろうね。
幸せになりたい――それが続くといいと思うから音楽は止めたくない
Chara毎回音楽と結婚するというコンセプト。あとは、結構ヒッピーっぽいのが好きなんですよ。普段着でも70年代テイスト、ビンテージの古着がすごい好きです。ステージでは、ありものをそのまま使うというよりも、ちょっと加工する。あと、髪の毛にいろいろつけるのが昔から好きですね。90年代の頃からずっとそれをやっていて、でも結構重いの。一度、首をグキっとやったことがあって（笑）。そこから量を半分に減らしました。
――曲制作には“Love”ありきなのですか？
Chara愛しかないな。私って、どういう人になりたいとか、どんなミュージシャンになりたいとかじゃなくて、私は幸せになりたい人なんです。幸せというのは何かというと、小さい頃からの夢は子供を産んで育てる女の人のイメージです。そして、音楽というのが私を助けてくれた。「hug」という新曲のカップリングに「永遠」という曲が入っています。永遠不変の愛みたいな、そんなものってないんじゃんと思いながらも、小さい頃から乙女ちっくに純愛主義者。そういうところがなくならなくて、音楽をやっているとそこが出てくる。音楽をやっていると純粋なものがなくならない感じがいいね。好きな音楽を聞いていると少年に戻れるとかあるでしょ？私も曲を作っていたりすると少女でいられる。純粋で、いいものはいいって口で言うまでもなく泣けるというか、楽しいというか。幸せになりたい。それが続くといいと思うから音楽は止めたくないよね。
――WOWOWの放送での見どころを教えてください。
Chara「私は音楽と結婚した」というコンセプト。まずは結婚式、入場。結婚式っていろいろな人とお祝いのメッセージがあって、父親が泣くみたいな流れですね。私のライブは毎回同じじゃない。あの日の渋谷公会堂に来てくれた人、魂と気持ちと私たちの結婚式だから。
『Chara Live Tour 2013“Cocoon”』をWOWOWで独占放送！
ツアー『Chara Live Tour 2013“Cocoon”』の4月13日に東京・渋谷公会堂で行なわれた公演の模様を放送。アルバム『Cocoon』を中心に、代表曲「やさしい気持ち」やYEN TOWN BANDの「Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜」も歌唱し、新旧ファンを飽きさせない内容が各地で繰り広げられている。Charaの独特な世界観と表現力豊かなパフォーマンスを、WOWOWの鮮明な画像とクリアな音質で楽しもう！
【放送日時】6月16日（日）午後11：00〜 ［WOWOWライブ］
関連リンク
・Charaプロフィール
・オフィシャルサイト
・WOWOW特設サイト
