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錦戸亮が語る、ソロ活動一年半の”現在地”「自分で動かないと」

アルバム制作では“弾き語り”を意識 曲の題材は会話もヒントに


――そのときに感じてることがそのまま曲になっている、と。曲の題材に困ることもない?

錦戸亮いや、めっちゃ困ってます(笑)。一人の人間の生活のなかで音楽を作って、それをアウトプットするのはすごく難しいなって。

――インプットも心がけてますか?

錦戸亮本を読んだり映画を観たりということもそうですけど、たとえばこういう会話でも何かを感じることもあると思っていて。何気ないところから何を拾えるか、というのが大事なのかなと。

――なるほど。アルバム『Note』はシンプルなバンドサウンドが中心ですが、アレンジはどうやって決めてるんですか?

錦戸亮曲の作り方としては、まずギターを弾きながら歌って、アレンジを考えてますね。たまにピアノ弾いたりもしますけど、ギターの方が多いかな。


――まずはギターと歌で成立させる。

錦戸亮武道館で弾き語りをやったとき、「全曲、弾き語りでやれるようにしたいな」と思ったんですよ。アルバムを作るときもそれは意識してたし、もしかしたら前作との違いはそこかもしれないですね。

――音楽的なスタイルも固まってきた?

錦戸亮どうなんでしょうね? いろんなジャンル、新しいものも聴きますし、でも、普段聴いてるのはいつもプレイリストだったりもして。流行りものを追いかけてもいいし、好きなことだけをやってもいいし…。ただ、自分の音楽性なんて、まだまだ恥ずかしくて言えないですけどね。まだ(アルバムは)2枚目だし、とりあえずいっぱい作っていこうという感じです。

――でも、アーティストとしての活動が軸になってるんですよね?

錦戸亮独立してからやってるのは、アーティスト活動だけですからね。あとは「箸休め的にやれたらいいね」というところで、赤西(仁)とYouTubeをはじめたり。タイミングをみてお芝居もやれればなと思っています。


――なるほど。『Note』というタイトルについては?

錦戸亮アコギを弾きながら、歌詞を書いてるノートがあるんですよ。その中で全部作ってるという感じもあるし、それ以外にも音程という意味だったり、香水の匂いの変化のことをノートって言ったり、便利な言葉だなと。1枚目が『NOMAD』で2枚目が『Note』なので、次はどの“N”にしようかなって考えてます(笑)。まあ、たまたまですけど。

――(笑)。アルバムのリリースに先がけて『Note』の全曲紹介ミュージックビデオが公開されましたが、SNSなどを通して反応をチェックしてますか?

錦戸亮あんまり見てないですね(笑)。
――以前から「あまりSNSは見ない」って言ってますよね。

錦戸亮そうですね。ほっとくと全然アップもしないんで……。スタッフと「週1回アップする」って約束してたんですけど、してなかったです(笑)。SNSは便利ですけど、扱い方を間違うと危ないところもありますからね。何を言われても耐えられる精神力があればいいですけど、そういう強さを持ち合わせている自覚もなくて。まあ、ビビりなだけです(笑)。ツールとして使いこなせるのであれば、やればいいと思いますけどね。

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