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【大原櫻子インタビュー】「仲良すぎ」の親友・広瀬すずの言葉を『チア☆ダン』曲に込めて

 大原櫻子が、広瀬すず主演の映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』(3月11日公開)主題歌「ひらり」を発売。なかでも同作収録の映画挿入歌「青い季節」には、大原と大の親友でもある広瀬の想いが込められているとか。2人が共演し話題となったソフトバンクのCM、そして「仲良すぎ」な彼女たちの交友を聞いた。

映画の試写を観て号泣、広瀬すずへの“親目線”

――新曲「ひらり」は、広瀬すずさん主演の映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』の主題歌。桜や卒業をテーマにした普遍性のある内容で、どんな人が聴いても切なく刺さる曲ですね。
大原櫻子 私の名前と同じ“桜”の歌なので、大事にしようと思って温めていた曲なんです。でも、この曲が『チア☆ダン』の主題歌になったのは、最初はちょっと意外でした。映画は、青春時代のキラキラ感や笑いありの内容なので、もっと違う感じの曲を想像していたんですね。でも、実際に映画を観たら、すごく嬉しかったです。

――試写を観た後は大泣きしたそうですが。
大原櫻子 あれは、仲良しの(広瀬)すずちゃんへの涙です。彼女とは、映画の撮影中にも連絡をとっていて、すごく大変だという話を聞いていたので、なんだか親目線で見てしまって。「よく頑張ったね」と、思わず泣いてしまったんです(笑)。

――歌声にも、包み込むような優しさと芯の強さを感じました。歌う時はどんな気持ちで?
大原櫻子 これまでのどの曲よりもメロディがゆっくりなので、情感を入れないと埋まらないというか。ひとつの音を伸ばして切れるまでの間に、想いを詰めないと単調な歌になってしまう。そこをどう埋めるかがすごく難しかったです。だからまず、歌詞をひたすら読んで歌う、歌ったらまた読むという作業を繰り返して。そうやって言葉を完全に自分の中に入れていくことで、出だしの一言から“この曲、いいかも”と思ってもらえるような要素を入れたかったんです。でも思い入れが強すぎて、変に重たくなってもダメだから、その絶妙なニュアンスをつけることにも苦労しましたね。

――最初の一声からグッと掴まれて引き込まれていく強さを感じましたよ。
大原櫻子 そう感じてもらえたら嬉しいです。私自身、歌いながら学生時代の自分を思い出したり、逆に卒業した今だからわかることもあったりもして。共感して入り込める部分がたくさんあったんですよね。

ソフトバンクCMの裏側は? 普段の2人は変装もなく渋谷へ

――そんな「ひらり」の一方、『チア☆ダン』挿入歌となっている「青い季節」はキラキラした疾走感があって、タイトルどおりザ・青春ソングですね。
大原櫻子 この曲の歌詞は、すずちゃん本人から聞いた話がベースになっているんです。普段は仲が良くても、なかなか仕事の話を詳しく聞くことはなかったんですが、今回はこの映画で“どんな気持ちで役を演じたのか、どんなメッセージを伝えたいか?”を彼女に聞いてみたいなと思ったんです。それで、夜の11時ぐらいに思い立って電話したんですけど、すずちゃんはなんと韓国にいて。海を挟んでいるにも関わらず、1時間以上話し込んでしまいました(笑)。すずちゃんが言うには、クライマックスの大会のシーンでスポットライトを浴びたとき、初めて自分の足で立っている感覚があったそうなんです。「“いま自分は生きている、これが青春の輝きなんだな”って思った」って。その言葉が、<輝き過ぎてる この瞬間だけ見つめて>という歌詞に繋がりました。すずちゃんの、言葉のセンスがステキなところも尊敬できるなと思いました。

――すずさんと大原さんは、ソフトバンクのCMでも共演されていますが、本当に仲がいいですよね。あのCMはやはり反響は大きかったですか?
大原櫻子 はい、もちろん反響はありました。撮影中も、あまりに私たちが仲良すぎて、2人だけの世界観にならないように気をつけていました。ついつい盛り上がりすぎちゃうので(笑)。

――芸能界でそこまで深く付き合える友達ができるのは、レアケースでは?
大原櫻子 そうですね。仕事に関係なく普段も会っています。すずちゃんは、すごくフットワークが軽いんですよ。例えば、「渋谷にいるんだけど、いまどこ?」って連絡すると、「え、私も渋谷。じゃ、会おう」みたいな。一緒にライブに行った後、2人で歩きながら帰ることもよくあるんですよ。

――周りに気づかれて騒ぎになるようなことはないんですか?
大原櫻子 全然ないです(笑)。私はすずちゃんが心配なんですけど、「バレないんだけど」って言って、フツーに歩いてる(笑)。

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