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ORICON NEWS
アイドルフェス百花繚乱! 個性豊かなグループに注目
史上初のアイドルフェス“TIF” 観客動員、出演者ともに増加
ただ、この年はAKB48グループやモーニング娘。らが所属するハロー!プロジェクト勢の参加はなかった。中心になったのは“Z”が付く前のももいろクローバーや昨年“全員卒業”となったアイドリング!!!ら。会場をお台場エリアに移した2011年以降も48グループとハロプロからは単発の参加に留まっているが、出演者数は年々増加。昨年は154組に達した。今年はこれまでの2日から3日開催となり、296組(7/27現在)が出演する。来場者数も毎年1万人増の右肩上がりで、昨年は5万人を越えた。
正統派はもちろん独自コンセプト型まで アイドルも多様化
こうした中から、今後ブレイクしそうなアイドルを見つけるのもフェスの楽しみだ。今や単独で代々木第一体育館を満杯にするでんぱ組.incも、突飛で中毒性のあるパフォーマンスがTIFで多くの観客にインパクトを残して躍進の一因となった。また、アイドルフェスならではなのが、握手会や物販を行うエリアも常設されていること。ステージを観て気になったアイドルと、すぐ直接の交流ができる。
マニアのものだったアイドルが、もはやカルチャーへと昇華
アイドルフェス百花繚乱の2016年夏。AKB48グループの一強状態ではなく、シーンの裾野の広がりを実感させる。アイドルがマニアのものからカルチャーとして根付きつつあることも示しているかもしれない。
(文・斉藤貴志)
抜群のパフォーマンス力! 優美さ&力強さ目指し、音楽で元気を届ける
ハロー!プロジェクトの研修生から選抜された8人で、2015年1月に結成。同年9月に「ドスコイ!ケンキョにダイタン」などを収録したトリプルA面シングルでメジャーデビューを果たし、『第57回輝く!日本レコード大賞』の最優秀新人賞を受賞。さらに今年2月にリリースされた「桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂」では2枚目にして早くもオリコン週間ランキング1位を獲得した。コブシの花のような“優美さ”と握りこぶしに通じる“力強さ”を備えたグループになるという想いが込められたグループ名の彼女たち。その楽曲は前向きで、元気をくれる曲調が多いのが特色。ハロプロ研修生時代に鍛え上げられたパフォーマンスを土台に、爆発力、キュートさ、コミカルさを兼ね備えている。そしてこの夏にリオ五輪を照準に躍動感溢れる「サンバ!こぶしジャネイロ」、高校野球がテーマのファンクロック「バッチ来い青春!」、テレビアニメ『クレヨンしんちゃん』テーマ曲のカバー「オラはにんきもの」という、強力な3rdシングルを7月27日に発売。なかでも「サンバ!〜」はマイナーなメロディからサビへと畳み掛ける流れが印象的で、思わず体が動き出しそうになるハッピーチューン。次代のアイドル界を引っ張る存在となりそうだ。
◆メンバー:藤井梨央、広瀬彩海、野村みな美、小川麗奈、浜浦彩乃、田口夏実、和田桜子、井上玲音
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観て良し、聴いて良し! MINMIプロデュースで夏にハジける
『ピチレモン』モデルを中心に2012年に結成。インディーズ活動で評判が広がり、2015年3月に「Bye Bye My Days」でメジャーデビュー。当初より可愛い系からきれい系まで揃ったメンバーのビジュアル力には定評あり、スタイルの良さでパフォーマンスも映える。同年11月にキャッチコピーが「カワイイだけじゃダメなんですか!?」に決まった。音楽的にも、真心ブラザーズ楽曲のリコンストラクション、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、志磨遼平(ドレスコーズ)、首藤義勝(KEYTALK)らの楽曲提供と奔放なコラボを展開し、7月27日発売の5thシングル「Love for You」は、なんとMINMIがプロデュース。カリビアンなグルーヴに乗せて聴く人を元気にする、ノリノリのサマーダンスチューンに仕上がっている。カップリングにはちょっとセクシーな「リーダーシップ」という曲も収録、どんなパフォーマンスとなるかも楽しみだ。東京・Zepp DiverCityをソールドアウトさせるなど、観て良し、聴いて良しのグループへ成長を続ける彼女たち。フェスシーンのリスナーも目の離せない存在となっている。
◆メンバー:荻野可鈴、志田友美、京佳、山田朱莉、小林れい
◆オフィシャルHP(外部サイト)
藤田ニコルも協力! 国民的美少女たちが正統派な魅了を振りまく
米倉涼子、上戸彩、武井咲らを輩出した『全日本国民的美少女コンテスト』のファイナリスト21人で結成。2014年3月、選抜メンバー12名で「明日への卒業」でCDデビュー。品のある正統派の楽曲とパフォーマンスでメジャー路線を行き、今年はさらに多くの人に愛される「国民的ソング」宣言を掲げ、3月に小室哲哉提供の「約束の丘」をリリース。7月27日発売の「夏だよ!!」は作詞が松井五郎、作曲が後藤次利と、数々の名曲を世に送り出した巨匠コンビにより、さわやかで、女性の可愛らしさがたっぷり詰まった王道アイドルソングになった。衣裳を藤田ニコルがプロデュースし、リアルなJK、JC目線のカワイイさでアプローチしてるところもポイント。今期はリーダー吉本実憂が『時をかける少女』(日本テレビ系)に出演してる他、白鳥羽純が『仰げば尊し』(TBS系)、泉川実穂が『女たちの特捜最前線』(テレビ朝日系)に出演とゴールデンタイムのドラマに3名がレギュラー出演。その他メンバーも各方面で益々活躍著しいマルチ展開のグループ。 この春から開始し、毎回趣向を凝らしたサプライズ企画も評判の定期ライブ『NEXT FUTURE STAGE』は規模を拡大して10月よりリスタート。
◆メンバー(CD選抜):吉本実憂、小澤奈々花、末永真唯、泉川実穂、長尾真実、籠谷さくら、井頭愛海、山木コハル、白鳥羽純、田中珠里、上水口萌乃香、松田莉奈
◆オフィシャルHP(外部サイト) ◆レーベルオフィシャルHP(外部サイト)
◆定期LIVE NEXT FUTURE STAGE〜Second Season〜
Vol.1 10/15(土) Vol.2 11/13(日) Vol.3 12/11(日)
100年に1組の逸材を宣言! 全力感と可愛らしさのギャップに釘づけ
アイドル界でも一大勢力となったスターダストプロモーション、その福岡営業所に所属する中1から高2までの6人組。2015年6月に結成したばってん少女隊は、ももいろクローバーZや私立恵比寿中学らの後輩に当たる。“スターダストプロモーション100年に1組の逸材”と自ら発信し、今年4月に博多弁の歌詞など福岡色満載の「おっしょい!」でメジャーデビュー。楽曲はロック系で振りもヘッドバンギングが入ったりと全力感に溢れ、メンバーの可愛らしさとのギャップが良い味に。ライブでは6人のバラバラな個性も見えて面白い。9月14日発売の2nd「よかよかダンス」は、KEYTALKの小野武正が作詞・作曲&NARASAKI編曲のキュートなダンスロックチューン。「きんしゃい! みんしゃい!」でにぎやかに始まり、高速ボーカルとキレキレのダンスで派手に盛り上がる。曲を知らなくても、確実に盛り上がりそうな元気が出る曲だ。人気アニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)のEDテーマとしてオンエア中。
◆メンバー:希山愛、上田理子、春乃きいな、瀬田さくら、西垣有彩、星野蒼良
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瀬戸内海に育まれた素朴な5人、愛媛の心意気をパワフルに表現
2010年に、愛媛でメンバーオーディションを行って結成。松山キティホールで定期公演を行い、愛媛新聞社や銀天商店街などのバックアップを受けて地元を拠点に活動してきた。2013年には「アンダンテ」でメジャーデビューし、人気を全国区に広げている。普段は素朴で朗らかな5人のメンバーが、可愛らしいグループ名とは裏腹に、ライブではハードなロックサウンドに乗って力強いパフォーマンスを繰り広げるのが特色。9月7日発売のニューシングル「伊予魂乙女節」は、怒髪天の増子直純が作詞、上原子友康が作曲。ギターが鮮烈に鳴り響くロックで、イントロからしてアイドルの曲とは思えないほどの哀愁が。文語体の歌詞が乗り、瀬戸内海に育まれた伊予の乙女の心意気を熱く歌っている。今年のTIFに4年ぶりに出演。体が自然に突き動かされるようなステージで、またファンを増やしそうだ。
◆メンバー:奥村真友里、河野穂乃花、岡本真依、谷尾桜子、菊原結里亜
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石川県の“除雪アイドル”はフェスも主催 ライブでは勇ましさが爆発!?
石川県のご当地アイドル。2012年結成で現メンバーは12人。親指を立てて少し曲げた手の形が北陸地方、親指が能登半島に似ていることがグループ名の由来だ。雪国らしく、どんな困難も除雪車のようにかき分けて進もうと“除雪アイドル”を名乗り、「“可愛らしさ”少々(笑)、“ひたむきさ”満載、“勇ましさ”爆発」というライブパフォーマンスが人気を呼んできた。北陸新幹線開業を控え、『北陸アイドルフェスティバル』を2013年から3年続けて自主開催し、昨年はのべ1万人動員など地域の活性化にも貢献している。昨年5月には「IDOL HEART」でメジャーデビュー。昨年10月27日発売の2ndシングル「除雪魂」は、故郷から未来を切り拓く強い決意が歌われ、アップテンポなロックに琴や尺八などの音で和風な味付け。歌詞はすべて漢字とカタカナで表記、彼女たちらしい凛とした力強さに満ちた曲となっている。北陸愛を貫きつつ、TIFにも3年連続出演する。
◆メンバー:表 花穂、宮腰 愛美、土谷雪乃、山口 姫夏、杉村羽音
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