歌手・女優として飛躍する大原櫻子 表現者としての成長感じる2ndアルバム

20歳を過ぎて変化した家族との関係 「こころ」に込めた想い

──今日の華やかな服もとても似合っていますが、大原さんは普段どんなスタイルが多いですか?
大原櫻子 カッコよさと可愛らしさが半々にミックスされた、ナチュラルなスタイルが好きです。パッと見はシンプルだけど、形が面白いとか、どこか外した感じも好きですね。それと夏は手足の露出も増えるので、アクセサリーにポイントを持ってくることが多いですね。特に最近は前髪を切ったので、首元にチョーカーをすることが増えました。

──少し前と比べて佇まいも本当に大人っぽくなりましたが、ご自身の内面の成長についても感じていることはありますか?
大原櫻子 そうですね。友人との会話の内容も少し前とは変わってきたところがあります。もちろん、ただおしゃべりしているだけでも楽しいのですが、最近は、それこそ自分が進んでいきたい未来のことだったり、そのために今やりたいことだったり、そういった深い話ができる人が周りに増えています。私は人と過ごすのが好きで、友人からいろいろな情報をインプットしてもらうことが多いので、いい影響をあたえてくれる人が周りにいるって本当に幸せだなと感じますね。

──そうした交流を通して、変わったことはありますか?
大原櫻子 20歳を過ぎて、周りにも親にあまり頼っていない自立している人が増えています。そうすると逆に親のありがたさがわかるよね、みたいな話もよく出てくるんです。私自身は家族と一緒に住んでいるのですが、今までけっこう「自分でやる!」みたいに言い張ってたところがあったんです。たとえば体調管理も自分でやります、だから崩しても自分のせいです、みたいに気負ってしまうような(笑)。でもやはり基本的にバランスの良い食事を作ってくれるのは母で、ある面では甘えてもいいのかなと思うようになりましたね。それこそ相談事があったら父に頼ろうとか。こういう活動をしていて、やはり一番客観的に見てくれるのは家族ですし、もともと仲の良い家族だったんですが、最近はより濃い関係になったと感じています。

──ちなみにアルバムに収録されている「こころ」という曲は、お母さんに向けた思いを歌っているそうですね。
大原櫻子 一見、普通のラブソングのようにも解釈できますが、恋愛とも違う大きな愛で包んでくれた人への感謝を歌った歌詞になっています。実はこの曲も2年くらい前に仮歌を入れていたのですが、今回のレコーディングではその時とはぜんぜん違う視点で歌えました。それもやはり内面的に少しは大人になったからだと思いますし、10年後、20年後にはまた違う気持ちで歌えるような気もします。そういう意味では長く歌い続けたい、これからの変化も楽しみな曲だと思っています。

何かを表現するときにスイッチが入る

──最近は女優活動もさらに活発化しています。7月期の月9ドラマ『好きな人がいること』出演も控えていますね。
大原櫻子 今回は、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で共演した三浦翔平さんをはじめ、ドラマ『水球ヤンキース』で共演した山崎賢人さん、『恋仲』で共演した野村周平さん、そして直接絡むシーンはなかったのですが、ドラマ『死神くん』で共演した桐谷美玲さんと、再会がとても多いんです。その分、現場でも安心できると思うので、精一杯お芝居に集中して打ち込みたいですね。ミステリアスな女の子というキャラクターもこれまで演じたことがないので、役作りがとても楽しみです。

──今年頭には初舞台を経験し、年末にも舞台出演が決定しています。アーティストと女優、どちらの活動もますます充実していますが、ご自身の中でどう切り替えているんですか?
大原櫻子 私の中ではあまり明確に区切りをつけているわけではなくて、アーティストも女優も同じスタンスでいます。最近はよく舞台を観に行くんですが、そこでもアーティスト/女優ともに吸収できることが多いです。いろいろな人間模様を見ることは歌詞の深い理解にもつながると思いますし、もちろんお芝居の勉強にもなりますし。ただアーティスト/女優どちらも、素の大原櫻子からの切り替えはありますね。何かを表現する者としてのスイッチが自然と入る感覚はあります。

──この夏は8月から始まるツアーにドラマにと、頻繁にスイッチをオンオフすることになりそうですが、ご自分なりのモチベーションを上げる秘訣はありますか?
大原櫻子 美味しいものを食べることですね(笑)! 焼肉を食べて、さあ頑張るぞ! みたいな。それと運動もしているので、常にパワーはみなぎっています。
──多忙な夏になりそうですが、夏バテは大丈夫そうですね。では最後にツアーに向けての意気込みも聞かせてください。
大原櫻子 まずはこのアルバム『V(ビバ)』から、いろいろな曲を披露させていただくのがとても楽しみです。中でもアルバム最後に収録した「Scope」という曲がライブの最後にもとてもふさわしい曲で、まだセットリストは組んでいないのですが、いい形で披露できたらと考えています。

──スケールの大きい印象的な曲ですが、この曲のみ、亀田誠治さん作詞・曲ではないんですね。
大原櫻子 そうなんです。書いてくれたのは小名川高弘さん(ex.CHARCOAL FILTER)という亀田さんの右腕的な方で、私もデビュー当時からずっとお世話になっている──それこそ『カノ嘘』のオーディションで一緒に演奏してくれた方でもあります。そういうずっと昔から私を知ってくださっている方が、まさかこんなにスケールの大きな曲を私にぶつけてくださるとは思わなかったので、意外だったのと同時にとてもうれしかったです。

──アルバムの終わりに「ここから大原櫻子の新たな世界が広がっていく」という余韻を残すような、とても練られた構成になっていると思いました。
大原櫻子 「Scope」まで聴いて、また王道ポップスの「踊ろう」に戻るというように、繰り返し何度も聴いていただけたらうれしいですね。ツアーもアルバムと同様に、弾ける曲からじっくり聴かせる曲まで、幅広い世代の方が楽しめる構成を考えているので、ぜひ楽しみにしていてください!

(文/児玉澄子 写真/西田周平)

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