20歳迎えた大原櫻子、『紅白』出場・舞台を経ての心境の変化明かす

なかなか言えない“大好き” 言っとけばよかったという後悔のほうが多い

――確かに、この曲では<大好き>っていう真っすぐな言葉が、ちょっと切なく聞こえてくる。あと<突然君にもらった 心のかさぶた>っていうフレーズも印象的でした。
大原櫻子 そこは心の傷が治らないとか、そういう言葉でもよかったのですが、<心のかさぶた>という言葉がパッと浮かんだんです。これは“かさぶた”すら、あなたがくれたものだから愛しいっていう気持ちの表れで、その後の<痛がゆい証だね>という言葉に繋げたかったんです。あと<泣きたくなる 笑ってみせる>というところは亀田さんから出てきた歌詞ですが、最初は<泣きたくなる 切なくなる>だったんですね。でも切なくて言えないのはわかるから、もうちょっと強がっている女の子の気持ちを出したいなと。それで<笑ってみせる>という言葉に変えていただきました。ただ、歌うときは切ないからと言ってしょんぼりしてしまうと伝わりにくいので、サビの“大好き!”は思いっきり力強く歌いました。そのほうが逆に切なさが出るかなと思って、そこはこだわりましたね。

――ちなみに大原さんは歌詞のように言いたいことを言えないタイプ? それとも素直に言えるタイプ?
大原櫻子 言えないです。自分の中に何でもパッと口にできるラインがあって、そこまでは素直になれますが、一番言わなければいけない肝心なことは言えないというタイプ。ですから言えなくて後悔したことはいっぱいあります。自分の中で考えてから発言することが多いのですが、言わないでよかったことよりも、言っておけばよかったことのほうが多いかもしれません。特に「ごめんね」という言葉は言えないことが多いかも……。

――いまそれを言いたい人はいます?
大原櫻子 家族ですね。「ごめんね」って思っても、それを言う前にツンとしちゃうから。私は親とケンカしたり反抗期はなかったのですが、日々の小さいことは謝らずにすませてしまうことが多くて。

――恋愛の場面では?
大原櫻子 私、好きって1回言えるとその後はたくさん言うタイプなんです。でもそこまでいかないと、そのまま永遠に言わない(笑)。

――言えるようになりたい?
大原櫻子 なりたいです! すぐに言える子っていますよね。うらやましいです。

――どうしたら言えるんですかね?
大原櫻子 言えない私がアドバイスするのもなんですが、とりあえずこの曲を聴いてください。聴けばきっと元気が出て、「大好きって言ってみよう!」という気持ちになるんじゃないかなと思います。あとは深く考えないことでしょうかね。

――それはあるかも。明日、言おうとか、こう言おうとか頭の中で準備すると、むしろ言えない。
大原櫻子 そうですよね。その場の感覚でパッと言っちゃったほうがいい気がします。

舞台が終わったあと、燃え尽き症候群になってしまった

――では最後に、今後の活動は? 6月29日にはニューアルバムの発売も予定されていますね。
大原櫻子 実は私、舞台が終わった直後は一瞬、燃え尽き症候群みたいになってしまったんです。同じメンバーにおはようございますって言えないことが悲しくて“明日から私、どうすればいいの?”って、まさに舞台ロス(笑)。でも、いまアルバムの曲を絶賛練習中なので、歌と向き合い始めたらだんだん元に戻ってきましたね。

――アルバムはどんな仕上がりになりそうですか?
大原櫻子 「サイン」という一番聴いて欲しい主となる曲がありますが、これはメロディも歌詞も、私が今まで歌ってきたものとは違うタイプの曲になっているんです。特に歌詞は叫びに近い力強い内容になっていて、これまでの曲がカラフルだとしたら、この曲は雲がかかっているような曲調。それを推していくこと自体、変化といいますか。私はみなさんに元気で明るいイメージを持っていただいてると思いますが、また違う印象を感じてもらえると思います。その他にもメロディだけで絶対、歌いたいという曲もあって、これはライブの最後にふさわしいテイストだったりするので、本当に盛りだくさんです。そういう意味では“こういう系統”というカテゴライズのない作品で、ループして何回も飽きずに聴いていただけると思います。楽しみにしていてください♪

(文/若松正子 写真/逢坂 聡)

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