(更新: ORICON NEWS

【Power Push Live】過去最高の4組が参加☆西新井の白熱のライブの模様をレポート!

 イチオシの新人アーティストを応援する無料ライブイベント『Oricon Power Push Live VOL.3』の第2回目が、6月6日にアリオ西新井で開催された。今回、4月も出演したFis block、Jennii、La PomPonに加え、ブレイク☆スルーが初参加。温かい観客に迎えられ、触れ合いもたっぷりの、一体感のあるステージを展開した。

終始観客との触れ合いを楽しんだFis block

 トップバッターは、独自の“ODM(オーケストレーション・ダンス・ミュージック)”というジャンルを掲げて活動する、SoulとRyopeからなるFis blockが、バイオリンとダンサーを交えた6人で登場。「トップバッターということで、みなさんとばっちり楽しんでいきたい」と、親近感あふれるトークから始まった。

「変わらない想いをしっかり握りしめて、変わり続けていくことが大事」というメッセージを託した、ミディアムナンバーの「さくら」。「みなさん一緒に踊ってください」と、振り付け講座と一緒に披露した「Freedom(Short)」では、観客も覚えたての振り付けを楽しそうに踊っていた。雰囲気のよさに引き寄せられて、会場を訪れていた高齢の男性がステージに駆け寄って握手を求める場面もあったが、嬉しそうに言葉を交わしながら握手に応じた2人に、場内は温かいムードに包まれた。

「Touch」という曲は、「男のセクシーな曲があってもいい」と作ったそうで、振り付けには「女の子がキュンとくるモテ仕草を“ググッて”調べてとり入れました」と、裏話も明かしてくれた。「オリコンのイベントへの出演はこれで3度目。めちゃめちゃパワープッシュしていただいているので、もっともっと頑張らなきゃと気合いが入ってます。応援よろしくお願いします」とSoul。後半には、2人が客席に降りてお客さんにチラシを配るサービスも。終始観客との触れ合いを楽しんだ2人だった。

人なつっこいトークと歌、ダンスのギャップで魅せたJennii

 2番手には山形生まれロサンゼルス育ち、現役高校3年生のシンガーJenniiが登場。ミディアムのダンスナンバー「Calling」で幕を開けたステージは、明るく人なつっこいトークと、エモーショナルな歌とダンスの応酬といった雰囲気。現在、フジテレビ系『水曜歌謡祭』の水曜シンガーズのメンバーとしても活躍しており、「見てる方は?」と問いかけると「はーい」とたくさん手が上がり、嬉しそうな表情を見せた。

 2曲目には“キュンキュンするような曲”と「Love you」を披露。サビでは、リズムに合わせて観客がみんなで手を横に振る振り付けで盛り上がった。3曲目には「うまくいかないときもあるけれど、まっすぐに進みたいという気持ちを込めました」と、「Just a minute」を披露。曲に込められたメッセージに、観客もじっと耳を傾け、曲が終わると大きな拍手を彼女に贈った。

 そしてJenniiが「次は最後の曲です」と言うと、場内には「え〜!」という声が。「ノリがいいですね!ありがとうございます」と嬉しそうな顔を見せ、「最後は超かっこいい曲です」と「Attention」を披露した。「盛り上げるのに、みんなに協力してほしいんですけど、協力してくれますか?」と問いかけると、客席からは「イエー!」と大きな歓声が。アッパーのビートに合わせて、場内には手拍子がわき起こり、Jenniiはラップっぽいボーカルでも聴かせる。曲中の「オッオッオー」と歌うところでは、観客が手を挙げて盛り上がった。「みなさんとのすてきな思い出ができました」と、終始笑顔でステージをやり遂げた。

ファンもハイテンションで楽しんだブレイク☆スルー

 3組目に登場したのはブレイク☆スルー。すでに人気が高く、客席にはペンライトを手にした熱心な女性ファンがたくさん詰めかけた。「こんにちは〜にゃ〜!」と、あいさつからコミカルな4人。「とりあえず聴いて下さいorz」では、アッパーのビートに合わせて、観客はハイテンションの合いの手を入れて盛り上がった。

 自己紹介も実にコミカルだ。「あなたの心にホームラーン!」「あなたの心にデッドボール」「あなたの心にドストライク」と、3人続けて野球ネタを披露すると、4人目は「最悪金魚は食べれる!」と、大ボケで大爆笑。2曲目には、さらにもっと知ってもらおうと、自己紹介ナンバーを披露。「知らない人は、適当にワーって盛り上がっておいてください」とメンバー。途中で「ブーレブレブレ」と連呼する箇所では、ファンも一緒に声を合わせて盛り上がる。メンバーもステージを暴れ回り、歌いまくり、曲が終わると全員酸素吸入をするほどだった。

 3曲目の「No…」では、ミディアムのビート、キャッチーなメロディで、キュンとするラブソングを聴かせてくれた。途中でラップを披露したり、バク転を採り入れたアクロバットなダンスでも魅せ、さっきまでのコミカルな雰囲気はどこへやらといったカッコよさだ。そして最後には、「ビシソワーズ」という曲を披露。独特のコミカルな振り付けと、「ビシソワーズ」というフレーズが何とも耳に残る不思議な魅力を持った曲で、ステージを縦横無尽に走り回り、西新井に強烈なインパクトを残した。

熱いダンスパフォーマンスで盛り上がったLa PomPon

 ラストは平均年齢15歳、6人組本格派ダンス&ボーカル・グループのLa PomPon。他の3組の盛り上がりに感化されたのか、かなり気合いが入っていたようで、ステージが始まる前から、「ヤー!」という力の入った声が客席にまで聞こえたほど。1曲目には、メンバー紹介ナンバー「LPP DANCE ANTHEM」を披露。メンバーの名前が呼ばれると、そのメンバーがキレのあるソロダンスを踊り、熱心なファンのコールもかかって、冒頭から熱いステージになった。

 続く「恋はずーく☆ダンス」では、ラテンのリズムに乗せて、少しセクシーな振り付けで魅せる。「みなさん、一緒に手を振ってください!」という声に、観客は手を振ってステージを盛り上げた。メンバー紹介では、RIMA「今朝は大好きなカルボナーラを食べてきたので、チーズパワーで元気モリモリです」、KIRI「私は焼き肉が大好きです。なので、焼き肉好きと覚えてください」など、この日は食べ物シリーズで盛り上げた。

 3曲目には、YUKINOが作詞に参加したという「Step by Step」を披露。観客をタオルをくるくる回すチームとポンポン振るチームに分けて、曲に合わせてくるくるポンポンとタオルを動かし盛り上がる。会場を訪れていた小さい子も、楽しそうに参加していた。後半には、メンバーが客席に降りていって、女の子のお客さんに突撃インタビューをする試みも。観客との温かコミュニケーションに、会場のテンションもアップ。最新曲「HOT GIRLS」や「BUMP!!」なども披露し、手拍子とかけ声で場内が一体となった。

西新井を沸かせたニューカマーの熱いステージ!

 温かいお客さんにも恵まれ、気づけば大勢の立ち見客が会場の周りを取り囲んでいたこの日のライブ。出演した4組は、それぞれ工夫をこらしたステージングを披露し、いずれも楽しく一体感がある最高のステージを見せてくれた。

(文/榑林史章,写真/鈴木かずなり)

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索