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男の子には負けない! 海外からも注目を集める凄腕ガールズバンド、Gacharic Spin

女子バンドも頑張ってるんだぞ、って伝えたい

――それはまさにエモいですね(笑)。2月25日にはいよいよメジャー1stシングルが発売されます。まずは「赤裸ライアー」ですが、バンドの魅力がギュッと詰まった楽曲になってますね。
はなやっぱり“メジャーでこんにちは”というシングルなので、自己紹介ができるような曲にしたかったんですよ。それぞれ楽器陣は教則DVDとかも出してるので、テクニカルな部分も出していきたかったですし、キャッチーなものにしたかった。だから歌メロとかはみんなで歌いやすいものにして、なおかつパフォーマーがいるバンドなので、パフォーマーの見せどころだったり、それぞれのソロだったりを詰め込んだ、かなり攻撃的な曲になったと思います。
TOMO-ZO今まで以上にギターサウンドが前に出ていて、ガツンとした音になってるので、ガールズバンドとは思えないような男らしい曲になったと思います。ギターソロもかなり弾き倒してるので、注目して聴いてほしいですね。
オレオキーボードのソロを聴いてほしい! ライブでは踊ったり遊んだりして、ときどき弾いてないときもあるんですけど…やればできるんだぞってところも見せておかないと(笑)。
はなでも光るオッパイ(ライブの小道具)つけてます、みたいな(笑)。

――パフォーマーのお二人はいかがですか。
まい今までとは違ったイカつい感じの曲なので、ダンスをばりばり踊っていたりとか、あとはカツラをこの曲でも使ってるんですけど、歌舞伎の“獅子毛”を自分たちで作ったんです。ライブでもぐるんぐるん回して踊ってます!
KOGAミュージックビデオで獅子毛を使ってパフォーマンスしてるんですけど、それをそのまま生のライブでもやってるんです。ぜひ見てもらいたいですね。
ありさホントにカッコいいんです!

――MVにはザ・グレート・カブキさんも出演されてますし、情報量がかなり多い曲ですね。でもやっぱり演奏のテクニックはしっかりアピールしていきたい、というのはあると。
KOGAそうですね。「赤裸ライアー」はカッコいい感じで責めてる曲なんですけど、ライブ自体はおバカな部分もあるので、その分プレイヤーとしてのちゃんとした演奏は見せて、基盤はしっかりしておかないと。女の子ってだけで、ナメられることもあるんですよ。「アテぶりなの?」みたいなことも言われてましたからね。でも、ライブを見てもらえれば「すごい」「面白い」って言ってもらえることが多いので、好き嫌いは別にして、ちゃんと残せるものはあるバンドなのかなと思います。女子バンドも頑張ってるんだぞ!っていうのは見せないと。

ライブの手作り感 自分たち発信でやってることが魅力

――音で黙らせると。今回のシングルにはパフォーマーのお二人による“ガチャガチャダンサーズ”名義での初めての曲「溶けないCANDY」も収録されていますね
まいガチャガチャダンサーズとしての活動は今年から始まったんですけど、バンドと差別化できるような曲にしたいと思っていて。「溶けないCANDY」はみんなで踊れるような曲で、バンドとはまた違う感じを出せたかなって思います。
ありさすごく可愛い曲です。
まいあと、今回は“勝負”があるんですよ。

――楽器陣がジャケットになっている初回盤A、ガチャガチャダンサーズがジャケットに登場する初回盤Bの売上枚数対決ですね。ガチャガチャダンサーズが勝てば、単独でのシングルリリースが約束されるという
KOGA収録されている曲はどちらも同じなんですけどね(笑)。でも、私たちもめちゃくちゃ頑張ってきたから…。
はなこんなところで負けるわけにはいかんのですよ!
オレオほんとに! もし負けたら、私が自費出版CDを出さなきゃいけないから……そのときはビクターさんに相談しようかなって思ってます(ハート)(笑)。
KOGAそれただのソロデビューじゃん(笑)! まぁ、仲間でもあり、ライバルでもある。でも、アイドルって派生ユニットがあったりすると思うんですけど、バンドでこういう別々に行動できるグループはいない。だから、それは私たちの新しい武器だと思います。やっぱり6人のかたちを応援してくれたらいいなって思うんですけど、いろいろな可能性が広がったのかなって。バンドが好きな人にもアイドルが好きな人にも知ってほしいですね、私たちのことを。

――シングルのリリース後ももちろんライブは続いていきますが、渋谷公会堂のワンマンライブはひとつのポイントになるのでは?
KOGAそうですね。
はなすでにみんな焦ってます(笑)。波瀾万丈に進んできたバンドですが、ひとつひとつ確実にステージアップしてきたし、渋谷公会堂でも確実に大きくなった自分たちの姿を見せたい。前よりも絶対に素敵なライブをできるようにっていうのは考えています。必ずいいライブをする、楽しんでもらう、というのはイメージしていますね。

――会場が大きくなるとステージングの幅も広がりそうですね。
はなそのぶん、自分たちが把握できてないところも増えてるんですけどね(笑)。いま、KOGAさんがいろんなネタを仕込んでるところなんですけど。
TOMO-ZO去年のZeppDiverCity TOKYOでもいろんな仕掛けがあったんですけど、それ以上にみんなをビックリさせたいですね。それから私は今年、宇宙人であることを発表したので、世界征服を目指して、その一歩だと思って頑張りたいと思います(笑)!
オレオ渋谷公会堂のライブには親も来てくれる予定なの! (キャラが)こういう感じだから、家族に今までなかなか認めてもらえなかったんだけど(笑)、おじいちゃんにもわかる渋公のステージに私が立てる。胸を張って親に言えたので、嬉しい。こんな娘でも、ちょっとは認めてもらえるかもって。あとは武道館と、紅白かな。そこでやっとパパとママにオレオレオナという人間を認めてもらえるのかなって……って、真面目に語っちゃったー! やだー(はぁと)
まいすごく楽しみですね。ガチャガチャダンサーズとしても、成長したところをみなさんに見てほしいなって思います。ふたりで「ここまでできた」という達成感を感じたい。
ありさ大きい会場なので、いつも使ってる小道具も大きくしたいですね。
TOMO-ZOそれは大道具だね(笑)。
KOGAスタッフがポンって用意してくれたものをただ使ってやるということではなくて、物販からステージまで、自分たちで作り上げていくっていうのがGacharic Spinなので、自分たち発信でこれからもやっていきたい。男女関係なく楽しんで見てもらえるバンドだと思うので、少しでも気になるところがあれば、ぜひ生のステージを見てほしいです。そこに答えがあると思うので。

(文/森朋之、写真/尾鷲陽介)

Gacharic Spinインタビュー動画

「赤裸ライアー」MV(Short ver.)

ガチャガチャダンサーズ 「溶けないCANDY」MV(Short ver.)

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