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YouTube再生回数5億超え!世界が驚愕する美少女ダンサー・マディーとは
『第57回グラミー賞授賞式』注目のノミネートは!?
謎のシンガー・ソングライター、シーアに才能を見いだされて注目
そんな彼女が注目されるきっかけとなったのが、オーストラリア出身のシンガー・ソングライター、シーアの「シャンデリア」(アルバム『1000 フォームズ・オブ・フィアー』に収録)のMVに出演したことだった。シーアとは、これまでデヴィッド・ゲッタやフロー・ライダーなどの楽曲にフィーチャリングで参加したり、ビヨンセやリアーナ、ブリトニー・スピアーズなどに楽曲を提供。いずれも大ヒットを記録し、現代ポップシーンを語るには欠かせない存在である。しかし、トレードマークである金髪のボブヘア以外メディアに素顔をさらすのを拒み、写真撮影においては紙袋をかぶってみたり、観客に背中を向けてパフォーマンスするなど、徹底した独自世界を確立していて、それも話題になっている。
そんな彼女のMVに、シーアの代わりに登場したのがマディーなのである。4分近い映像作品、アパートの一室を思わせるシンプルなセットのなか、金髪のボブヘアのウィッグをつけ、肌色のレオタードを着て、踊りだすマディー。華やかな世界に身を置くものの、満たされない思いがあふれ葛藤する心模様を、繊細かつ狂気的に表現しているダンスパフォーマンス(しかも一発撮りを思わせる構成)が、瞬く間に大反響。「(公開当時)11歳とは思えない表現、想像力!」などと絶賛され、動画サイトではMV公開からわずか1週間で650万を超える再生数を突破。間もなく発表の『グラミー賞』においても「ベスト・ミュージック・ビデオ」にノミネートされるなど、社会現象になっている。
ずば抜けた表現力に長く支持されそうな可能性も
今やシーアの「分身」的役割として、パフォーマンスにたびたび登場するようになったマディー。間もなく開催の『グラミー賞』でも、彼女の素晴らしいダンスを堪能できるのか楽しみだ。また、今後は女優業にも挑戦するという彼女。子どもの頃から才能を注目されると、当時のイメージに縛られて、大人になるとなかなか評価されないパターンもよく見かけるが、彼女のずば抜けた表現力を見ていると、長く支持されそうな可能性を感じる。今後に期待したい逸材だ。
(文:松永尚久)