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きゃりーぱみゅぱみゅ『初の日本武道館ライブをレポート☆世界ツアーも決定!』

 きゃりーぱみゅぱみゅ初の日本武道館ライブ『ドキドキワクワクぱみゅぱみゅレボリューションランド2012 in キラキラ武道館』に9000人が酔いしれた!

念願のステージは飛び出す絵本のような空間に

 「ついにこの日がやってまいりました!」、デビューから約1年3か月、19歳のきゃりーぱみゅぱみゅが初の日本武道館にやってきた!ステージにはゾウやトラ、シマウマにキリン、サーカスのテントが描かれたセットが組まれ、テーマは“武道館で飛び出す絵本!”。ポップアップで登場したきゃりーの衣装も、“きゃりーという動物”をテーマとして、いろんな動物柄をパッチワークしたドレス。ダンサーのピエロ風衣装といい、すべてにおいて手作り感が満載!

 序盤は1stアルバム『ぱみゅぱみゅレボリューション』の曲を中心に。「みんなのうた」ではユニークなサウンドとお客さんの手拍子が交じって会場内に響いている感じがステキだった。みんなが振っているサイリウムがもキレイに輝き、よく見るとステージから会場に向けられているライトが星形で、聴覚も視覚も刺激的でニコヤカ気分。

 きゃりーのライブでは、いつもキッズたちが一緒に踊っているのだが、この日も“きゃりーキッズ・オーディション”に合格したダンスの上手な総勢20名のキッズたちが登場し、かわいくもクオリティの高いダンスを披露。「チェリーボンボン」で、きゃりーの周りを囲んでコンペイトウみたいに跳ねてる姿が微笑ましかった!「CANDY CANDY」ではイントロから“わぁ〜”という声が上がり、会場のテンションはそこからどんどん上がっていく。そして「きゃりーのマーチ」で1度目の衣装替え、ふわふわのフリルが女の子らしいラベンダーカラーのドレスは、背中には羽が生えている。「念願の武道館で、妖精になることができました!私が書いた原画を、スタイリストさんがこんなにステキに作ってくれました〜」とcapsuleのカバー曲「RGB」を歌いながらステージ上空へ舞い上がったきゃりーは、キラキラの妖精の粉をお客さんの上に撒き、本当に飛び出す絵本の1ページのなかにいるような気分にさせてくれた。

オトナも夢中になるステキな空間

 続いてmusic by 中田ヤスタカ(capsule)、増田セバスチャン演出による不思議な着ぐるみショーが始まり、「ファッションモンスター」に突入。きゃりーは蛍光イエロー&ピンクドットのピエロ風衣装。バンドはドラキュラ、フランケン、オオカミ男。そこにガイコツ男も現れてステージ上はとっても賑やか。きゃりーはピエロの格好がすごく好きで、高校生の頃にはピエロのメイクをして原宿を歩いたことがあるそうだ。そんな懐かしのエピソードを話したあと、「デビュー曲の“あの交差点”の歌を…」と紹介した歌はもちろん「PON PON PON」。みんなでPON PON PONっと元気にジャンプ!気がついたら顔がずっと笑顔のままだった。中毒性のあるサウンドに、きゃりーの素直な声と、同じフレーズを繰り返すシンプルな歌詞。プラス、きゃりー独特のダンスパフォーマンス。それをこんなにステキな空間で見ているのだから、オトナだって絵本に夢中な子供みたいになってしまうのだ。

 ……そして……。「ついに感動のフィナーレです!」本編ラストはアルバムのラスト曲でもある「ちゃんちゃかちゃんちゃん」。それは“サヨナラじゃなくてまた会えるからゼンゼン悲しくなんかないし、また会いましょう!(By きゃりー)”っていう歌。アンコールを求める声の中、モニターに“特報!ワールドツアー決定!”の文字が映し出され、場内騒然!そんなときでも飄々とした表情(に見える)のきゃりーは、最後に「つけまつける」をダンサー&着ぐるみ全員とパーティー状態で熱唱。「みんなありがとぉ〜!大好き―――!!!」とカラフルな銀テープが発射され、お客さんの笑顔も満開。これが本当のキラキラ武道館だなぁ……とウットリ。デビューからPON PON PONと駆け抜けてきたきゃりー、いよいよ世界進出!応援してるからね〜!!!
(文:三沢千晶)

きゃりーぱみゅぱみゅのライブをWOWOWで観よう!


◆放送日:12月16日(日)夜9:00〜

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