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Silent Lily『神田沙也加がバンド結成!予想外なデビュー曲の制作と結成秘話まで語る』

 神田沙也加ことSAYAKAとCORE OF SOUL・元メンバーのソン ルイ、飯塚啓介の3人がバンドを結成。そのいきさつからバンドコンセプト、予想外なデビュー曲の制作秘話まで、要チェックの異色バンド“Silent Lily(サイレント・リリー)”を探ります!

バンドを一緒にやりたいとSAYAKAが2人にオファー

――まず、バンド結成のいきさつを!
SAYAKA元々私が2人がやっていたCORE OF SOULの大ファンで、去年デビュー10周年記念アルバムの『LIBERTY』を出すときにプロデュースをお願いしたんです。で、次はバンドを一緒にやりたいと思ってオファーしたらこういう形になったっていう。
ソン ルイ僕もぜひまたやりたいなと思ってはいたんだけど、まさかバンドでやるとは考えていなくて。SAYAKAからジワジワと押されました(笑)。
KSK僕も最初は予想外だったけど、SAYAKAの歌のうまさと表現力に感動していたので、一緒にバンドやったらどうなるんだろうって楽しみでしたね。


――バンド名の由来は?
ソンまずSAYAKAの声をイメージして、そこから浮かんできたのが花で。なかでも淡いけど凛とした佇まいの花というか。バラとかボタンじゃなく、あえて言うなら木蓮やユリが出てきたんです。で、そこからSAYAKAにLilyというワードにいろんな言葉をくっつけてもらって、一番良かったのがSilent Lilyだった。語呂もいいしバンドとしてカッコいいかなって思ったんです。

――ゴシック風のビジュアルとも合っていますよね。
SAYAKAゴシックをちょっと入れたいっていうのは私が持っていた野望で、音楽がロックでも見た目までロックっぽくするのは違うかなと。私の声や適性に合っていないことをやってもしょうがないし、神田沙也加と同じことをしてもバンドとして意味がないし。そこにオリジナリティを入れるのと、綺麗めなドレスを着て歌ってみたいっていう構想があってゴシックになったんです。

――デビュー曲「少女シンドローム」もそういうイメージを踏まえて?
KSKいやむしろこれはちょっと異色な曲で。ほかはもっとロック調でここまで振り切ってエレクトロを取り入れているのは、この曲が初めてだったんですよ。自分で作っておいて言うのも何だけど、カップリング的なイメージというか。
SAYAKAだから選ばれたときは私たちが一番ビックリしたよね。そんな立ち位置の曲だったから、歌詞も気合を入れず遊び感覚で書いていたし。

14、5歳特有の危ういムズムズ感=少女シンドローム

――歌詞はちょっとエロスの香りのする予想外の内容で。“SAYAKAさんが書いたの?”って驚きました(笑)。
SAYAKA書いたのは私です(笑)。一度、使いたかったテーマで「少女シンドローム」は私が勝手につけた病名なんです。14、5歳の女子が同年代の男の子より年上の男性に憧れたりとか、夜の街に遊びに行きたがったり、背伸びしてセクシーに見せようとしたりとか、あの年代特有の危ういムズムズ感ってあるじゃないですか。それを病気とするならこういう病名で、なおかつ童話の赤ずきんちゃんとかもそこがベースになっているんじゃないかなと思って詞に絡めて書いたんです。
ソンこういう引き出しを持っているんだって僕も驚いたんだけど、さらに彼女はものすごい詞を書くのが早くて、曲を渡して20分ぐらいで書いちゃったんですよ。

――20分?!
SAYAKA私、何かを書いていないと死んじゃうぐらい書くのが好きだから、曲なんてもらった日には遊び道具が増えた感じで、すぐに書けちゃうんです。
ソンでもギターもシンセサウンドもそういう歌詞だからこそ、より尖ったインパクトのあるものになったんですよね。
KSKしかもSAYAKAの声だから、エロい詞がくどくなく聴ける。いい意味のミスマッチ感が出るというか。
SAYAKAイノセントなほどセクシーじゃないかなと思って、歌う時はあえて少女性を狙ったんですよね。


――SAYAKAさん自身、少女シンドロームの時代はありました?
SAYAKA私の場合、デビューが14歳だったので、エネルギーを全部仕事にぶつけちゃってたんですよ。だから今、ムズムズしているかもしれない(笑)。
ソンでも、男も思春期の頃はそういう病気はありますよ。
KSK中二病とか?
ソンそうそう。そういう性的な目覚めもあれば、面倒くさい自我の目覚めもあって自分で自分を持て余しちゃう。
KSKソンはまったくコントロールできてなかったよね。中3から一緒にいるんだけど、彼は当時バッチリ中二病に罹っていました。
SAYAKAしかもまだ治ってないんじゃない?
ソン治ってないんだ、オレ(笑)。啓介は中二病はまったくなかったね。
KSKないね。スクスク育ちました。
SAYAKAスクスクしすぎて背も伸びちゃったんだろうね(笑)。
(文:若松正子)

「少女シンドローム」情報

【着うた】10月28日より配信
【着うたフル】11月4日より配信

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