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イナズマロックフェス2012『西川貴教を筆頭に豪華アーティストが競演! “過去最高”4年目のロックフェスをレポート』

 T.M.Revolution・西川貴教が主催するロックフェス『イナズマロックフェス2012』が9月15日と16日、滋賀県・烏丸半島 芝生広場で開催された。4回目となる今回は、氣志團、スガ シカオ、ゴールデンボンバー、SOPHIA、abingdon boys school、T.M.Revolutionなどが出演。過去最高のスケールのなかで豪華なステージが展開された。

9月15日 <1日目>

 

青空の下、今年もイナズマロックフェス開幕!

 前日の夜まで降っていた雨もやみ、気持ちいい青空が広がっている。『イナズマロックフェス2012』、琵琶湖のすぐそばという絶好のロケーションで行われているこのフェスを、今年もめいっぱい楽しもう――そんなポジティブなムードが会場全体を包み込んでいる。

 初日のオープニングアクトは、12月18日(火)に初の日本武道館公演が決定したSPYAIR。骨太のバンドサウンドと前向きな意思に貫かれたIKEのボーカルが放たれ、観客のテンションがグッと上がっていく。最新シングル「Naked」における生々しいパフォーマンスもすごいインパクト!

 お馴染みのCOMPLEX「BE MY BABY」のサウンドとともに登場した氣志團も、圧倒的なオリジナリティを見せつける。「スタンディング・ニッポン」、「One Night Carnival」といった代表曲を連発、「俺たちがおまえらの運命の相手、氣志團でぇす」という綾小路翔のMCとともに会場の熱気を引き上げていく。ラストは9月16日、17日開催の『氣志團万博2012』のテーマ曲「SUPER BOY FRIEND」を初披露。「氣志團万博で初披露すればいいんだろうけど、いまはこっち(イナズマ〜)のほうが大事なんじゃい!」という団長の言葉、シビれました。

 続いてはU-KISS。9月5日に武道館ライブを終えたばかりの彼らはまさに絶好調。エレクトロ系のトラックとともに繰り広げられるセクシー&ダイナミックなダンスパフォーマンスからは、このグループの魅力がストレートに伝わってきた(メンバー全員の丁寧なMCもめちゃくちゃ可愛い!)。

 9月26日(水)にニューアルバム『Queens are trumps―切り札はクイーン―』のリリースを控えたSCANDALは、ロックバンドとしての存在感とキュートなルックスをたっぷりと披露。「西川さん、今日も短パンでした。美脚を見せつけられました(笑)。仲間に入れてくれて、ありがとうございます!」(RINA/Dr)という愛らしいMCで会場を沸かせ、シャープな疾走感に満ちたロックチューンでオーディエンスの熱狂を引き出す。こんなバンド、絶対にほかにない。

アグレッシブなライブの数々

 スガ シカオも貫禄に満ちたステージを展開。まずは極上のファンクサウンドのなかで「夜空ノムコウ」、「サヨナラホームラン」、「愛について」などの名曲を(まるでDJがレコードを繋ぐように)放ちまくる。「大きいレコード会社、事務所を抜けて、ひとりでやってます。けっこうギリギリで生きていて、自分で書いたこの歌が心に沁みます」というMCに導かれた、自身作詞のKAT-TUN「Real Face」のセルフカバーも最高。さらなるピークの到来を予感させる、素晴らしいパフォーマンスだった。

 美しい夕暮れのなかに登場したJUN SKY WALKER(S)も、アグレシッブなライブを体現。「START」、「歩いていこう」といった代表曲、ハードロックテイストの「ロックの資格〜Rock' n Roll License」などの新曲が違和感なく混ざり合い、“2012年のジュンスカ”をダイレクトに見せつけていく。「これからもイナズマといっしょに未来を作っていこう」(宮田和弥)という言葉にリードされた「MY GENERATION」はすべての観客の心に深く刻まれたはずだ。

 初日のラストを飾ったのは、西川貴教が率いるabingdon boys school。最新鋭のヘビィロックを独自の感覚で描き出す柴崎浩(G)、SUNAO(G)、テクノからエレクトロのエッセンスを加え、アンサンブルに深みを与える岸利至(Key)、そして、緻密にして強じんなサウンドを突き抜け、爆発的な興奮を生み出していく西川。特にニューシングル「WE aRE」における圧倒的なカタルシスは、本当に強烈だった。アンコールでは、「お祭りっぽいことやるか!」という西川のシャウトとともに「READY STEADY GO 」(L’Arc〜en〜Ciel)のカバーを披露。そこに何とL’Arc〜en〜CielのTETSUYAも登場し、西川とのダブルボーカルが実現!超レアなシーンを目撃したオーディエンスも、凄まじい歓声を上げる。それはまさに、今年のイナズマロックフェスを象徴するシーンだったと思う。
(文:森朋之)

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9月15日 <1日目>
9月16日 <2日目>
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