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GO LIVE VOL.2『中川翔子、Silent Siren、Little Gree Monsterの3組が一堂に会したイベントをレポート!』

様々なアーティストが対バン形式でライブを行う、東京・EXシアター 六本木の人気シリーズ『GO LIVE』。同系統のアーティストだけでなく、意外性溢れる組み合わせや、普段から交流のあるアーティストなど、多彩な組み合わせが好評を得ている。今年6月から7月にかけて開催されているシリーズライブ『EX THEATER PREMIUM LIVE SERIES GO LIVE VOL.2』の6月24日には、中川翔子、Silent Siren、Little Gree Monsterの3組が登場した。

かわいらしい雰囲気とは一変、抜群のステージングで魅了

 オープニングアクトとして登場した、Little Gree Monster(リトグリ)は、登場早々アカペラのハモリを披露した。13歳〜16歳までの6人組で、まだあどけなさの残る、かわいらしい雰囲気とは裏腹に、抜群の歌唱力とスキルで、観客をあっと驚かせる。「SAY!!!!」や「HARMONY」といったオリジナル楽曲のほかに、J-POPから洋楽まで多彩なカバーも披露して楽しませてくれた。ゴールデンボンバーのカバー「女々しくて」は、実にエモーショナルなバージョンで、鬼龍院翔も聴いたらきっと驚くだろう。原曲とは違った、オリジナルのかわいい振り付けもあり、これには観客もノリノリで声援を送っていた。

 また、かれん、芹奈、麻珠、manakaの4人で、映画『ムーラン・ルージュ』の主題歌としても有名な「Lady Marmalade」も披露。4人が入り乱れて歌う、セクシーでパワフルな歌声は、“何歳だっけ?”と年齢を疑いたくなるほどのクオリティ。とは言え、素顔はまだティーンの彼女たち。MCは、明るく元気でかわいらしく、「ヒョウ柄が大好きなMAYUです!」、「唇の形フェチの麻珠です!」、「ビートボックスを特訓中の芹奈です!」、「最近30センチ髪を切ったかれんです」、「暴れすぎて、靴紐がほどけてしまいました。manakaです」、「楽しすぎてポーニーテールが取れちゃいました。アサヒです!」と自己紹介し、それぞれの個性を発揮していた。「各地で、歌声だけで爪痕を残したいとやってきました。ぜひアカペラを聴いてほしいです。みなさん手拍子をお願いします」(manaka)と「seasons of love」をアカペラで披露すると、6人の美しく巧みなハーモニーに手拍子が沸き起こる。まるで、ここが米・ニューヨークのアポロ・シアターにでもなったかのような、実にソウルフルなライブを展開してくれた。

憧れのしょこたんと対バンし感激のメンバー

 続いて、来年1月17日に日本武道館公演が決定した、人気急上昇中のガールズバンド・Silent Siren(サイサイ)が登場すると、サイサイのイメージカラーであるピンクのペンライトで埋め尽くされた。最新シングル「ラッキーガール」収録曲で、東京のライブでは初めて披露するという「LOST.W」は、シンプルな曲調ながら後半に向けて、どんどんアツくなっていく演奏が聴きどころ。途中で変拍子になったり、これまでにはなかった、新たななサイサイの魅力を発揮した。アルバム『31Wonderland』に収録のソリッドなロックナンバー「Are you Ready?」では、観客はいっせいにタオルを回して盛り上がる。間奏では、あいにゃん(B)、ひなんちゅ(Dr)、すぅ(Vo&G)、ゆかるん(Key)という順番で、自己紹介がてらソロ演奏も披露。曲の最後では、メンバー全員が向き合い、タイミングを合わせて曲を締めるなど、バンド感たっぷりのパフォーマンスに観客は大きな歓声を送った。MCでは、中川翔子(しょこたん)との対バンを、とても楽しみにしていたと明かすメンバー。特にあいにゃんは、「このライブが決まった瞬間から、うれしくて。しょこたんさんは、以前から大ファンで、蜷川実花さんとの写真集を持っていたりするほどです。さっき楽屋で生しょこたんにごあいさつさせていただいたんだけど、すごく緊張してしまって。あまりに好きすぎて、“ファンです”とか“DVDを持ってます”とか、何も伝えられなかった〜」と不完全燃焼だったと語った。ひなんちゅ(Dr)も、「私もネコを飼っているので、ネコ愛について語り合いたかったのに〜」とかねてからのファンだったしょこたんとの、対バンの実現に興奮しきりの様子。

 また、8月13日にリリースする新曲「BANG!BANG!BANG!」も初披露された。「宇宙初披露!振り付けとかかけ声とか、しっかりついてきてくださいね!」(すぅ)。派手なドラミングで始まる、アッパーのナンバー。ちょっと早口な歌と、リズミカルさが心地いい。“バンバンババン”というフレーズを繰り返すところなど、ユーモアもたっぷり。お客さんのハートを打ち抜くぞ!みたいなポーズも、キマっていた。短い時間ながら、定番曲から新曲まで披露した豪華な内容に、観客も大満足。彼女たちの持つかわいさ、楽しさ、かっこよさを、しっかり刻みつけるステージになった。

しょこたん節炸裂!アツく激しい貪欲ステージに熱狂するファン

 この日のトリを務めた中川翔子は、久しぶりとなった生バンドとのライブに、かなりのハイテンション。黒のメタルTシャツにヒョウ柄のスカートという出で立ちで登場するや、キラキラにデコったマイクを握りしめ、モニタースピーカーに足をかけ「会いたかったぞ、オマエらー!」と第一声。ライブが始まると豹変スイッチが入り、ドSでオラオラなキャラに変貌を遂げる。コール&レスポンスで繰り返す言葉も、“ギザ”“ギガント”“バッカルコーン”(すごく、超、未来をつかめ貧欲に、という意味)など、実にしょこたん流。MCでは、「なんてカオスだギロッポン!私は雨女で、我ながらナメクジかってくらい。今日はなんとカミナリ、ヒョウが降ったところもあったとか。あらためまして、中野の妖怪雨女ネコババアでございます(笑)」としょこたん節が炸裂。彼女の独特のテンションで繰り出されるMCには、観客は終始爆笑だった。このライブに向けては、ちょっとまじめに「1秒たりともムダな時間はない。すべてを経験値に変えろ!」と観客を煽り立てた。最新アルバム『9lives』に収録の「さかさま世界」では、ちょっとした振り付けも交えて、まっすぐな歌声を聴かせた。スケールの大きなバラード曲「白いチョウの夢」では、観客はペンライトをゆっくり振りながら歌声に聴き入る様子もあった。

 また中盤には、スペシャルゲストとして、ギタリストのローリーを迎え、「続 混沌」も披露した。イントロのギターは、しょこたん曰く、呪いのメロディーとして北欧では放送禁止されている(?)とかで、「悪魔を召喚するぜ!」とノリノリ。超キャッチーなメロディーを、腰をフリフリしながら歌って、会場を沸かせた。ライブの終盤「ヌイグルマーZ」では、自作のヌンチャクを振り回しながら絶唱。アッパーのナンバー「TYRANT too young」では、「どうしたドM共、こんなんじゃ足りねえぞ!」とドSで観客を煽りまくり、それに負けじと観客も、声をあげ手をあげ、タオルを回して大いに盛り上がった。サポートバンドのギザレンジャーによるハードな演奏もあって、CDやテレビとは違う、ライブならではの、アツく激しく貪欲なステージを見せてくれた彼女。怒濤のごとくしゃべりまくり、そして歌いまくった約1時間であった。「とっても楽しかったです。貪欲汁が混ざり合い、新たな生命が生まれる、ギガ進化したライブという空間が大好きです。楽しかったぜオマエら〜!次に会うときまで死ぬんじゃね〜ぞ〜!」。最初から最後までしょこたん流を貫いたステージに、観客は魅了されっぱなしだった。

 この公演の模様はCSテレ朝チャンネル1「EXシアターTV」にて、今秋放送予定。
(文:榑林史章/撮り下ろし写真:鈴木健太)

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[2014 GO LIVEシリーズ]放送時間:よる10時〜よる11時
◇7/20(日)ドレスコーズ
◇7/27(日)クリープハイプ/moto
◇8/24(日)n・g・g・f〜new guitar girls fes.〜(前編) 小園美樹/見田村千晴/新山詩織
◇8/31(日)n・g・g・f〜new guitar girls fes.〜(後編) 住岡梨奈/山崎あおい
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