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新宿が秋葉原化!? 専門店が集結し「アニメの街」へと変化
新宿が秋葉原化!? 専門店が集結し「アニメの街」へと変化
アニメ専門店が集まる新宿
新宿店では、従来よりサブカル系のアイテムを多く取り扱ってきたなか、09年頃よりアニメジャンルの取り組みを本格化させた。現在では、タワーレコードのなかでも同ジャンルに強かった秋葉原店や渋谷店を抜き、売上シェア1位を獲得するまでとなっている。こうした状況を受け、12年のリニューアルでは、アニメの専門ブースをショップインショップ的な位置づけで設置。関連イベントも積極的に開催したことで、コアなアニメファンにも「タワレコ新宿といえばアニメ」という認知が広がってきている。
同店店長・花野 顕氏によると、「新宿はアニメの街として知られる秋葉原や中野のちょうど中間地点。作品には興味があるけど、秋葉原や中野は少しハードルが高いかも…という層をうまく呼び込むことができました」とする一方、専門店も増えていることから、「アニメに注力し始めてから約5年、おかげさまで新宿のアニメ専門店を巡回するなかのひとつとして、お店を訪れる方も増えています」と話す。
人気声優らを起用しオリジナルキャラクターを展開
今後、TOWERanimeを盛り上げていくためには、来店動機をいかにして作っていくかがポイントだ。そのためにイベント開催やパネル、サイン入りアイテムなどの展示、さらに竹達彩奈、神谷浩史ら人気声優を起用したオリジナルキャラクターの展開を実施しているが、こうした「コト発信」「モノ発信」だけでなく、「ヒト発信」もアニメファンから信頼を得ている理由のひとつ。「タワーレコードの特徴である“手書きPOP”や棚の大展開でスタッフの熱量を感じてもらえたら嬉しいですね」。
なお、今回のリニューアルではアニメジャンルに加えて、アイドルコーナーも売場を約1.2倍に拡張した。現在の音楽シーンをけん引する2大専門ジャンルを強化し、発信していくことで、さらなる市場の活性化やファン層の拡大を狙っていくという。
専門店が多数集結することで、アニメファンが集まる街となった新宿。秋葉原、中野に続くアニメファンの“聖地”となるか、引き続き注目していきたい。
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