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Not yet『北原里英&横山由依がユニットの軌跡を語る』

AKB48の最強ユニット・Not yetの待望の1stアルバム『already』がついにリリースされた。デビューから3年、4人の軌跡が刻まれたラインナップを通して、北原里英と横山由依が結成当初の心境やメンバーの成長について、活動中の思い出深いエピソードなどを披露。さらに新曲レコーディング秘話やミュージックビデオ撮影の裏側など、キャラ全開で息の合ったトークを聞かせてくれた。

いろんな経験を積んできたので、急にキャプテンになった感じではないです(横山)

――アルバムのラインナップを改めて見てみていかがですか?
北原里英曲、いっぱいあるな! って(笑)
横山由依Not yetはカップリングも含めて、いい曲が多いなと思いました。

――3年の間に“Not yetカラー”が確立されましたよね。
北原でも私、結成当初は不安だったんですよ。それまで(AKB48から)いろんなユニットが出ていたので、いよいよ順番が来たなっていう心の準備はあったんですけど、自分はダンスも歌も得意じゃなかったので大丈夫かなって。
横山私は驚きしかなかったですね。その頃は研究生からメンバーに昇格したばかりだったので、私ですか? みたいな。
北原SHIBUYA-AXで初めて4人で歌った時(2011年1月21日開催の『AKB48リクエストアワー セットリストベスト100 2011』)も、すっごい緊張したよね。
横山私はAXに出ること自体初めてだったから、もう全部がいっぱいいっぱいだった(笑)

――当時2人はまだ10代でしたが、4人それぞれ変わったなと思うことはある?
北原やっぱり一番変わったのは指原(莉乃)でしょうね。総選挙で1位になるぐらい大きな存在になっているし、HKT48として博多に行ったりもして。そう考えると一番変わってないのは私。前より人見知りじゃなくなったってことぐらいしか変化がない(笑)
横山私は最初が低めのスタートだったから、変わったんじゃないかな。
北原低めっていうか、横山は本当にゼロからのスタートだったからね。すごく伸びたと思う。

――しかも今はチームKのキャプテン!
横山思ってもなかったですよ。ガムシャラしか売りがないのに(笑)。でも月日が流れる中でNot yetを含めいろんな経験をしてきたので、自分の中では急にキャプテンになったっていう感じではないんですよね。
北原うん、それぞれキャリアを積んできて濃い3年だった。

――その中で特に思い出深い曲や、エピソードはあります?
横山私は里英ちゃんと2人でレコーディングすることが多かったんですけど、「ギリシャの貨物船」を録っている時に里英ちゃんが「この曲の絵が浮かぶ!」って、歌詞カードにイラストを描いていたのをすごく覚えています。たまに歌詞カードにニコちゃんマークとかを描く子はいるけど、本気の絵だったからスゴいなって(笑)
北原すごく情景が浮かぶ曲だから、形にせずにはいられなかった。アーティスティックな心が騒いじゃったんでしょうね(笑)。あと私は、横山と一緒に録るようになってから、すごく歌いやすいことに気付きまして。自分の声が低いので、逆に横山の綺麗な高音の声と合うんですよ。おかげで自分の歌が上手くなったように聞こえて、2人で録るのがありがたかったです(笑)
横山私も里英ちゃんと歌ったものを聴くのは好きでした。で、さらにこれが4人になると幅が出るから、出来上がりがいつも楽しみでしたね。

私の頭の中ではもう、ライブで歌ってる風景が浮かんでます(北原)

――新曲の3曲もすごくいい仕上がりですよね。
北原そう! めっちゃいいんです! 特に「Already」は泣きそうになったというか、コンサートで泣きながら歌っているイメージがレコーディングの時から頭に浮かんだんですよ。
横山例えば「ポニーテールとシュシュ」なら夏の感じを想像しながら歌うとか、イメージトレーニングしたりするんだけど、「Already」は自然とコンサートで歌っている絵が見えたんですよね。
北原この曲はアンコール前に歌うんだけど、さしこが自分のパートで感極まって涙ぐんで、客席のサイリウムが見えて……。
横山みなさん、これは里英ちゃんが想像の話をしているだけで、実際のセットリストじゃないですよ。注釈しないと勘違いされるから(笑)

――ネタバレかと思いました(笑)
北原私の頭の中ではもう歌っている風景がDVDのライブ映像として浮かんでる。編集もされて出来上がっていますから。仕事、早いです(笑)

――映像といえばもう一方の新曲「世界の風を僕らは受けて」のミュージックビデオがまた凝っていて。架空の映画3作品の“予告編”で構成されているという内容ですが、ゲスト陣も豪華で見ごたえ満点でした。
北原私も感動しました。特に新井浩文さんはどんな役でも、出てくるだけで“映画”になっちゃうっていう存在感がすごいなと。
横山ほかにも大杉漣さん、寺島進さん……ってすごいキャストですよね。“本編”が観たくなりましたもん。
北原私、横山サンも褒めるところあるんですよ。高校生役からお母さん役まで、年齢も設定も全然違う役をやっているんだけど、どれもすごくハマっていて“年齢不詳顔”なんだなって(笑)

――確かに、女子高生の制服姿なんか違和感ゼロでした。
横山えー、もう21歳ですよ〜。でも里英ちゃんも保育士役の時に寺島さんにホメられてたよね?
北原「似合ってる」って言われました。
横山それがよっぽど嬉しかったらしく、わざわざみんなを集めて報告していました(笑)

――(笑)。話は変って、Not yetメンバー・大島(優子)さんのAKB48卒業がいよいよ迫っていますが、2人は“アイドルの卒業”って考えています?
北原卒業したいわけじゃなく、“いつ卒業すればいいのか”って真剣に悩んだことはあります。でも答えが出なかったので、今は全然考えてないですね。
横山私は一度も考えたことはないです。いいのか悪いのかわからないけど、そもそも自分がアイドルっていう感覚がないというか。AKB48って歌もダンスもコントも演技も何でもやるから、アイドルの自覚が薄いんですよね。

――じゃあ、AKB48卒業も想像がつかない?
北原そうですね。しかも、AKB48のデビュー10周年が近いってことに最近気付いて。
横山あと2年だよね。
北原だったら10周年まではいたいでしょって。先のことはそれが過ぎてから考えればいいかなって思います。

文:若松正子/撮影:鈴木かずなり
スタイリスト:宇佐美政樹
ヘア&メイク:円谷歩美、塚田美奈子

<衣装協力>(ブランド名/問い合わせ先名)
(17゜C/17゜C by Blondoll ルミネ新宿店) TEL:03-6279-4993 
東京都新宿区西新宿1-1-5ルミネ新宿1 4F

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