(更新:)
ORICON NEWS
DREAMS COME TRUE『デビュー25周年記念の新作発売!ドリカムが愛される理由とは?!』
ファンとドリカムによる“歌の共有”から“絆”へ――
25年の“誕生日”を迎えたDREAMS COME TRUE(ドリカム)がそのアニバーサリーを自ら祝うかのようにリリースしたのが「AGAIN」だ。すでに『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のテーマソングとしてオンエアされているので耳馴染みのある人も多いと思うが、ドリカムならではの柔らかなグルーブ感からこぼれ落ちてくるように耳に入ってくる1つひとつの言葉が、優しく、暖かく、力強く、聴く者を後押しする。つまずいたりくじけてしまったり、人生という道の途中で陥ってしまう暗闇――それらを一気に吹き飛ばしてくれるような逞しさと常に見守っていてくれるような包容力を感じ、胸に熱いものが込み上げてくる、鮮やかなまでのエールソングだ。
しかしながら、聴く立場と歌う立場を入れ替えると、この歌はそのままファンからドリカムに向けられた感謝の歌へと変わる。ドリカムとともに歩んできた人生を振り返りながら、彼らの発してきたメッセージ、紡いできた作品群によって、人生の岐路を乗り越えてきた人たちからの「ありがとう」に聞こえる。そして、ファンと同じようにさまざまな悲しみや苦しみを乗り越えてきたドリカムの2人へのエールへと変わる。
すなわち、ファンとドリカムによる“歌の共有”であり、ドリカムは歌いかけることでファンと共に歩き、ファンもまた歌い返すことでドリカムとその人生を歩んできた。そんなたくさんの“絆”が結びついたからこそ、ドリカムの歴史は「最高」で「無敵」、「スーパーでスペシャル」なものになったのではないだろうか。
13組のアーティストが集結――ドリカムが生み出したもう1つの作品
8月からは全国13都市の32公演で30万人を動員するアニバーサリーツアーが待っている。その間ずっと続くドリカムの“誕生日”。そして、そこで繰り返し巻き起こる、ドリカムと客席の「AGAIN」に載せたエールの交歓は、最高の「おめでとう」へと変わっていくだろう。
(文:田井裕規)
関連リンク
・プロフィール/CD売り上げ
・オフィシャルサイト