7人最後のシングル「白幻」発売 「ael-アエル-というグループの“象徴”のような曲」

 総合男装エンタメプロジェクトdreamBoat(ドリームボート)の第2弾アーティストとして、7月24日にシングル「終わりなきラプソディ」でメジャーデビューしたael-アエル-。2月5日には2ndシングル「白幻」をリリース。同月11日には、初のワンマンライブを開催するなどキャリアアップしていく一方、同ライブをもってメンバー3人が卒業。デビュー7ヶ月で新たなフェーズに差し掛かる彼らに、7人での最後の楽曲となる「白幻」に込めた思いなどを語ってもらった。

「このグループでいろいろな景色を見たい」

――ael-アエル-というグループ名の由来と、活動のコンセプトを教えてください。
綾目夏向グループ名は「all eternal love」の頭文字をとってaelといいます。「すべての永遠の愛」という意味です。風男塾さん、EUPHORIAが所属する総合男装エンタメプロジェクトdreamBoatのなかでもロック系の楽曲を主に歌っていて、振付や歌割などをメンバーで決めるセルフプロデュースでやっています。
――7月24日にシングル「終わりなきラプソディ」でメジャーデビューされました。メジャーデビュー前と後でなにか変化したことはありますか?
有光陽稀3月の結成から間もないなかで、メジャーデビューできて恵まれているなと思うし、いろんなイベントにファンの方が来てくれて、本当にありがたいなと思います。私はこのメンバーのなかで最年長なので、メジャーデビューして、責任感ではないんですけど、このグループでいろんな景色をみたいなと思いました。意識は高まったと思います。

綾目夏向デビューさせていただいたことでメンバーといる時間や、ファンの皆さんとふれあう時間が増えたので、絆というか、どんどん関係が深まっていっている気がします。

日和乃愛カラオケ店の映像やポスター、こうしたインタビューなどさまざまな形で、メディアに露出させていただいて、友人や家族から「見たよ」と連絡をもらうと、デビューしたんだなって実感しています。
雫月LEE僕は、始めは全然実感がなく、そこに甘えていた自分がいました。メジャーデビューというものにしっかりと向き合えていなかった気がします。でも、メジャーデビューして、他のアーティストの方々と同じレーンに立つなかで、責任感もしっかりと芽生えて、2ndシングルに向かって頑張っていこうと思うことができました。
――メジャーデビュー作の「終わりなきラプソディ」は、オリコンデイリーシングルランキング9位(7/28付)、週間シングルランキング11位(8/5付※いずれも最高位)でした。この結果はどう受け止めていますか?
有光陽稀正直、ちょっと悔しかったですね。メジャーデビュー作なのでどこまで行けるか未知数ではあったんですけど、ファンの皆さんがしっかり応援してくれて、いい結果だったとは思います。だけど、この数字が…やはりTOP10に入りたかったなと…。貪欲ですかね(笑)。でも、次は絶対ベスト10に入ろうと励みになりました。

「ael-アエル-が目指すべき方向性が分かった曲」

――2月5日発売の、2020年第一弾シングル「白幻」は、デビュー作とはテイストの異なるロックナンバー。どこか幻想的でありながら、激しくドラマチックな曲展開が印象的です。皆さんはどんな印象を抱きましたか?
祈夜星波この「白幻」を選ぶにあたって、デモを何曲か用意していただいて、そのなかでも一番最初に聴いた曲なんですけど、一番最後まで頭に残っていた曲。歌詞を見ていなくても、自分の中で勝手にストーリーが出来上がるような曲だったので、直感で「これは間違いない」と思いました。(現在体調不良で療養中の)奏未来が「曲のなかで和の音が聞こえる」って話をしていたんです。でも、自分はヨーロッパのお屋敷みたいなイメージだったんです。受け取る人の感じ方で全然違う印象になるのかなと思います。ロックといっても幅が広いので、やっと「これです」という曲に出会えたかなと思います。

綾目夏向星波のいう通り、(曲を聴いただけで)ドラマが見える曲。雰囲気、ストーリーも僕らに合っているなと思いました。dreamBoatのグループは、あまりダーティーなイメージではないんですが、そういう一面もある。ロックの中にもはかなくて幻想的、そしてダーティーな組み合わせっていうのは、ael-アエル-が目指すべき方向性なのかもって思いました。

有光陽稀ael-アエル-はロックというイメージでやっているんですけど、その世界観を肯定してくれる。コンセプトに合ってると思うし、さらに新しいものが見える曲だと思いました。

雫月LEE初めて聴いた時は、すごい世界観だなと思いました。この曲を聴けば、ael-アエル-というグループがわかる、“象徴”ともいえるような曲だなって思いました。ただ振り付けのイメージがわかなかったですけど(笑)。
――レコーディングの際、どんな思いを込めて歌いましたか?また、聴きどころがあれば教えてください。
花園千知自分の恥ずかしいところもすべてさらけだして歌いました。すごい苦しかったです。内に秘めているものってなかなか出せないんですけど、その”陰”の部分も曲に乗せて出せたと思います。あと今回初の試みで、サビのところで2つに分かれて、後ろでコーラスをしてるんです。サビを聞いて、「音に厚みを出したい、壮大な感じを出したい」と奏くんが提案してくれて、音も作ってくれたんです。その重厚感を聴いていただきたいですね。
有光陽稀僕の聴いてほしいところは、落ちサビの前の部分、奏と掛け合いをしているところですね。最初歌詞を渡されたときは、一人が歌いあげるのかなと思っていたんですけど、歌割を考えてくれた奏が、2つに分けていて、そこで歌い方というか感情の込め方を変えて歌いました。1人じゃなく、2人で掛け合うことで感情を高めあって、最後に爆発させる。そんな掛け合いが斬新でよかったのでぜひ聴いていただきたいですね。
日和乃愛ミュージックビデオ(MV)も廃墟で撮影したんですけど、曲とすごいマッチしていて、すごくいいです。映像でもたのしんでもらえるものになりました。

花園千知MVと言えば、「推しカット」というものを撮影しました。7人でダンスするんですけど、その一人に密着してずっと追って撮るという。その人が主役なので回りが気を使って踊るという(笑)。どう使われてるかわからないんですけど(取材時MV完成前)。

雫月LEE全カットだったら悲しいよね(笑)。

祈夜星波20〜30カットくらい撮ったからね。

7人最後のシングルでオリコンTOP10入りしたい

――今作は7人での最後のシングル。祈夜星波さん、花園千知さん、奏未来さんは2月11日のワンマンライブをもって卒業となるわけですが…。
花園千知 自分は2月いっぱいで芸能界を卒業する予定です。2月11日のワンマンライブが最終地点なんですけど、このメンバーだったから、このファンの皆さんだったから一緒に頑張りたいと思って、いろんなものが作れました。2月以降も活動していくメンバーにいい風を吹かせて、土地に帰りたいと思います(笑)。2月までファンの皆さんと駆け抜けていきたいと思います。

祈夜星波 私は、もともとこの世界に入るときに役者の仕事をしてみたいという夢がありました。そちらの道に進んでいけたらと思っています。卒業が決まったからと言って何かを変えるわけではなく、今までやってきたことを最後までしっかりとやっていきたいなというのが一番の気持ち。ここで学んだこと、ステージでもらったもの、培ったものを、次にしっかりと生かしていきたいと思います。
――3人が卒業したあとは、4人組として新たなスタートを切るわけですが、最後に今後の抱負を聴かせてください。
有光陽稀3人が卒業した後のことはまだ想像できないですけど、まずは2月11日までは全力で駆け抜けたいと思います。また、その後も4人だから止まるということはないだろうし、もっともっと上を目指して進んでいけるんじゃないかなと思いますし、3人が安心して卒業できるように頑張っていきたいと思います。そして、「白幻」でオリコンさんのTOP10入りはもちろん、なるべくいい結果を残して3人に卒業してもらえるよう頑張りたいと思います。

提供元: コンフィデンス

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