嵐の新曲手がけた石塚知生、生々しいバンドサウンドを軸とした編曲に定評
現在、開催されている全50公演のアニバーサリーツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』でも披露され、早くも新たなアンセムとして浸透しているようだ。日本テレビ系『ラグビーワールドカップ2019』イメージソングとしても話題を集めている「BRAVE」は、重厚感のあるサウンド、爽快な解放感を備えたサビのメロディーが印象的なナンバー。
1972年、大阪府出身の石塚氏はバンド活動を経て上京。2000年代前半から作曲家、編曲家としてのキャリアをスタートさせた。特に嵐との関わりは深く、「Hero」や「サクラ咲ケ」、「アオゾラペダル」、「Your Eyes」、「I seek」(すべて編曲)などのシングル曲をはじめ、数多くの楽曲制作に携わっている。生々しいバンドサウンドを軸にした石塚氏のアレンジは、嵐の音楽性におけるひとつの軸と言っていいだろう。
その他、KinKi Kids の「恋涙」(編曲)、「真冬のパンセ」(作曲)、Sexy Zone の「イノセントデイズ」(編曲)、NEWS の「「生きろ」」(編曲)、関ジャニ∞の「サムライブルース」や「未来の向こうへ」(共に編曲)、A.B.C-Zの「Take a “5” Train」(編曲)なども担当。また、柴咲コウ、絢香、上戸彩、Kiroroなど女性アーティストとの仕事も手がけている。
シンガーの声質とスタイル、楽曲の世界観やメロディーラインをしっかりと引き立てるアレンジメントは、今後も多くのアーティストから求められるはずだ。