ONE OK ROCKとあいみょん、デジタルからつなげたCD売上で見せる“強さ”
CDアルバムが発売3週目でTOP10内を推移
特筆すべきは、両作ともにフィジカルが発売3週目でTOP10内を推移している点だ。フィジカルではTOP10内にランクインする作品のほとんどが、次週でTOP10圏外へと外れる。ところがこの2作は、ロングテイルとなるデジタルに近い動きをフィジカルでも見せている。
CDリリースで浮き彫りになったデジタルにおける人気ぶり
これまでの取り組みによるデジタルにおける両者の人気ぶりが、今回のフィジカルリリースによって、各種ランキングを席巻する形で表れたと言えるだろう。そして、そのデジタルにおける売上動向が、フィジカルにもつながり、フィジカルにおいてもロングテイル的にセールスを底上げするというひとつの事例を示した。もちろん、彼らの音楽のよさがあってこそではあるが、こうした結果を残したことの意義は大きい。
そして、もうひとつ興味深いのは、週を経るごとに両者の差が縮まっていること。今週付でその差は、フィジカルおよび合算で0.1万、デジタルでは150DLを切り、次週にはあいみょんが逆転しそうな情勢だ。ストリーミングでより強さを見せる、デジタルシーンとの親和性が高いあいみょんが、この先も各種ランキングで息の長いセールスを続けていくことが予想される。