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エルフ荒川、なんで令和にギャル芸人? TikTokも人気「バズるのはスタート地点、そこからや」
3年間ギャルを封印したものの…、「空から天使の羽のようにつけまが降ってきた」
エルフ荒川 単にギャルが大好きなんですよ。もっとギャルとして可愛く進化していきたいと思っていたんですが、やればやるほど先輩のZAZYさんに似てくるっていう(笑)。
──男性でありながら、ロングの金髪にピンクのホットパンツと厚底ブーツのZAZYさんですね(笑)。
エルフ荒川 そうそう。自分が本当に好きだからSNSでもギャルネタを投稿して、あれよあれよとブームになっていると聞いて、「ラッキー↑↑あげ♪」って感じです。ギャルのキラキラした感じはモデルさんたちにお願いして、私は私ができる、明るく楽しい部分のギャルで。…でも、私、やっぱ関西の匂いが取れないんですよ…↓↓
──(笑)。それが荒川さんっぽさだと思います。
エルフ荒川 本当ですか? 吉本興業から教わったバイブスなんですけど、漫才っていうくくりのなかで、自分ができることだけを磨く。ギャルがブームであっても何であっても、自分が一番できることを探すっていうことは考えています。
──ただ、ギャルと芸人ってどこか「混ぜるな危険」みたいなイメージもあるのですが。
エルフ荒川 それな!
──それを合体させようとしたきっかけは?
エルフ荒川 高校生の頃から周囲がギャルばかりだし、小森純さんに憧れていたし、とにかく私的にかわいいことが好きだからです。面白いことも好きで、中川家さんみたいになりたくて吉本に入ったんですけど、実は3年ぐらいギャルをずっと出してなくて。あるライブで自分が浮いてきて、変やなって思って切り替えようと思ったことがあって。それで、「きゃー!」みたいな、ギャル好きの自分の言葉を言った時にウケたんです。その時ですね。空から天使の羽のようにつけま(つけまつげ)が降ってきて、目にピシャ!っと張り付いたのは(笑)。
SNSで先行ブレイクする芸人も増加、賞レースへの思いは?「電波輝いてますやん、『M-1』の日って」
エルフ荒川 全然違います。私の場合は、SNSは学校の先生のものまねしてウケる、みたいな感覚なんかな。テレビのような、全世代にウケる笑いじゃなく。だってTikTokは、お笑いを見に行こうと思って見てないじゃないですか。
――確かに。流れてきますよね。
エルフ荒川 そうそう。で、さっきおっしゃったSNSからテレビへという流れで言えば、渋谷凪咲ちゃん…同い年で中身が武士でめっちゃ格好良くて大好きなんですけど、なぎちゃんが、これも大好きな吉田朱里ちゃんとYouTubeでトークする動画があって、「バズった先だよね」って話をしていたんです。バズってテレビに出てどうするのか。ほんまそうやなと思って。バズるのはスタート地点で、そこからやと思ってます。だからどうやってもっとテレビで頑張れるのか、私も考えているところです。
――と、いうことは賞レースも重要ですね。
エルフ荒川 もちろん!『THE W』の時も、当日はめっちゃ“祭り”でしたもん、自分の心は。マジみんなで盛り上げよう、みたいな。
──じゃ、『M-1』とか出られたらすごそうですね。
エルフ荒川 いや、あれやばいよ多分。日本一の“祭り”ですよ。電波輝いてますやん、『M-1』の日って。影響力もレベチだし。でも、賞レースに出たいという気持ちを忘れたらダメな気がします。できひん、いけへんって言うのはまだ早いと思っています。