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(更新: ORICON NEWS

女優デビュー30周年、“奇跡の46歳”内田有紀 一時は芸能界を離れ葛藤も「虚像の中の自分」からの脱却

内田有紀

助演として存在感を発揮、若々しさへの賞賛も「昔の自分がいるからこそ今の自分がいる」

――今回のドラマもそうですが、昨今は助演としても存在感を発揮されているのは、そういった背景があるからなのですね。

内田有紀 オーケストラに例えると、「私は楽器の一つなんだ」と捉えています。ドラマの中で、自分がどのパートを任され、どんな音を鳴らせばいいのか。自分なりの音が優しく出せたら、全体に調和が生まれるし、エッセンスにもなる。そういうイメージでお芝居の現場と向き合っています。主演の方を助ける役であれば、まずはその方がいかに弾きやすくなるかを念頭に置き、しかも自分が関わることで柔らかくなるか、強くなるか…その調節が楽しいですね。

――わかりやすいです。ところで、このドラマの制作発表を見た視聴者からも「これで46歳!? 若すぎる」「圧倒的に美しすぎる」と驚きの声が上がりました。昨年は女性誌の表紙でも18歳の自分と共演していましたが、ご自身ではどう感じていますか?

内田有紀 昔の自分がいるからこそ今の自分がいる、それは決して忘れてはいけない。全部が自分の足跡で、全部が自分の履歴書なので、その自分を抱きしめながら生きたいと思っています。そこには多くの人の力があり、まずは感謝を忘れずに生きていくことが大事ですね。

 その上で、無理して若くいる必要もないわけで、ゆっくりと老化していけばいい。その過程で、毎日をいい加減ではなく真剣に生き、歩いてきた自分に自信を持とうと努力することが大切だと思います。

――それは無理のなく、自分を大切にできる生き方ですね。

内田有紀 あと思うのは、プロに徹するためには緩める瞬間も必要かなって。甘えたり人に頼ったり、そんな瞬間も人生には大事じゃないかと思います。それと、起きていない未来の不安のことは考えない(笑)。これが私の健康法ですね。

――なるほど。そんな女優・内田有紀さんの生き方が、初という役柄からも見えてきそうです。

内田有紀 そうであれば嬉しいです。私たち女性がこうして社会に出て、発言できるようになった礎を築いたのが津田梅子さん。女性の社会的な立場を変えるために踏み出した一歩が、どれほど強いかを感じていただけたらと思います。男性の方にも、女性の輝く姿を一緒に応援してほしいので、ぜひ見ていただきたいです。

(写真:草刈雅之 文:衣輪晋一)

衣装協力:ワンピース(参考商品):support surface【お問い合わせ:03-5778-0017】、ピアス:Perlagione/ラ パール ドリエント【お問い合わせ:078-291-5088】

スペシャルドラマ『津田梅子 〜お札になった留学生〜』

  • (C)テレビ朝日

    (C)テレビ朝日

3月5日(土)午後9:00〜
テレビ朝日系
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わずか6歳で留学した梅(広瀬すず)。先進的な考えを持つ父・仙(伊藤英明)に半ば強引にうながされ、国の援助を受けてアメリカに渡った。未知の国で寂しさに耐えながら、梅は「ともに留学し絆を深めた仲間たち」、「生涯かけて追い続けたい目標」という2つの宝を手に入れた。ドラマでは、アメリカ留学を終えて帰国した17歳から、アメリカに再留学する25歳までをメインにストーリーを構成。11年間という長い留学を終えて希望を胸に帰国したものの、当時の日本には思い描いていたような仕事がなく、自力で収入を得る難しさに直面することに。内田有紀は、帰ってきた娘との関係に戸惑う母・初を演じる。

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