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没個性化する新車へのアンチテーゼ? “レトロかわいい”ランクル、ハイエースに見る中古車販売店の勝算
SF、ミリタリーなどいろいろなテーマに挑戦したい
「もちろん、デザインに関しては賛否両論あるのですが、最近は少し遊びゴコロがなくなっていると思うので、『こんなんあってもいいんじゃない?』という風にわかってくれる人や、『おつだなぁ』と思ってくれる人に届けばなと。このリノカという「壮大なシャレ」を味わうことができる大人に向けてですね。そもそも、元のフォルムから必然的な曲線を探りに探って導き出したデザインなので、シンプルにカッコいいと思ってくださることは当然ながら大歓迎ですが」
「新車でカッコいいデザインの車が販売されることは大歓迎です。自動車業界の活性化にもなりますし。うちは販売店なので、その車を売っていけばいい。まぁ、少し手を加えてオリジナリティーを出すかもしれませんが(笑)」
「今はクラシックなデザインが多いですが、タイミングがあえば、SFっぽいとか、ミリタリーっぽいとか、いろいろなテーマに挑戦したいですね。開発することが目的で会社をやっているわけではなくて、そういう車が簡単に手に入らないから作っているだけなんですけど(笑)。今後も、自分らしく生きるために選択的な人生を歩んでいる、ファッションにもこだわりたいという人たちに届くような、カッコいい車を提供できたらと思っています」
取材・文/河上いつ子