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「突如猛スピードの車が突っ込んできた」交通事故にあった妊婦さんの壮絶すぎる実録漫画から学ぶこと
「後続車を運転していた男性に救われた」 交通事故にあった妊婦の実体験を漫画化
だが一方で、事故を起こした車を運転していたおじいさんは、何もせずにただ突っ立ているだけ。さらに同乗していた女性は、「立って喋れてるなら大丈夫ですねー」「それじゃー失礼しまーす」と言って去って行ってしまう…。その後、赤井さんは病院に搬送されて、赤ちゃんが無事なことが確認できた安堵から号泣し、やっと少し落ち着くことができた。
それからは、警察とのやり取り、保険会社の対応、板金屋やレッカーへの連絡、病院での検査など、面倒で大変な日々が続く。そんな中、自分の保険会社の担当者から6:4というほぼ半々の過失割合になりそうだと告げられ、そのあまりの頼りなさに赤井さんは愕然とし、納得できないと突っぱねる。また、警察の実況見分には、後続車を運転していた男性がドライブレコーダーまで持参してくれたが、当時はまだ一般的には普及しておらず、残念ながら証拠としては受理をしてもらえなかった。
この漫画には、「心配」「赤ちゃんが無事でよかったです」「(2度も事故にあわれて)こんなことってあるんだ」「厄年だったのでしょうか」などと、たくさんのコメントが寄せられた。
「毎回、予想以上の反響と私に寄り添ってくださるコメントをいただき、驚いています。みなさんの優しさが嬉しいです。また、事故体験をお聞かせくださる方もいらっしゃって、改めて交通事故の怖さに気が引き締まります。あとは、コメントから沢山気づきもいただきます。例えば、今まで厄年はあまり気にしないタイプでしたが、コメントをいただき調べてみると、2度目の事故のときは本当に厄年でした」(赤井さん、以下同)
「交通事故にあったときの対処法は学んでおくべき」 実際に事故にあって痛感したこと
事故の直後は、頭を軽く打ってボーっとしていたため、自分の身に何が起こったのか全くわからず、何の感情も湧かなかったという。また、病院に運ばれた後は、あまりにも落ち着いていて、迎えにきた夫に引かれたほどだったとか。
「メガネが吹っ飛んでいることに気づいてから、急に怖くなりパニックになりましたが、病院でお腹の赤ちゃんの状態がわかり、ひと通り泣いたら何故かスッキリして、すごく冷静になれました」
ただ、事故後の対応に関しては、「もっとこうすればよかった」とか「今だったらこうするのに」などと感じる点がいくつかあるそうだ。
「毎日車に乗るくせに、交通事故にあったときやその後の対処を全く知らなかったので、もっと学んでおくべきだったと思いました。また、任意保険の内容や使い方もきちんと把握していなかったので、今はどんな契約になっているか毎年必ず見直しています」