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『あざとくて何が悪いの?』制作P語る、SNS時代ならではの“映える”テロップ力

  • 田中みな実のボルテージが上がり…SNSでも話題になった『あざとくて何が悪いの?』のワンシーン(C)テレビ朝日

    田中みな実のボルテージが上がり…SNSでも話題になった『あざとくて何が悪いの?』のワンシーン(C)テレビ朝日

 田中みな実や弘中綾香など、出演者が放つ印象的なワードが拡散され、SNSで大反響となった『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)。洗練されたテロップや、カラフルでポップなセットが際立ち、どのワンシーンを切り取っても“映える”。あえてSNSで拡散されることを狙った作りでは? と思うほどに、画面が作り込まれているのだ。同番組の演出・プロデュースを手掛ける芦田太郎さんは「一枚絵で完結する画面作りは、うちの番組だけじゃなくVODが盛んな今のトレンド」と話す。今の時代ならではの、番組における画面作り、テロップがもたらす効果を聞いた。

大喜利のように一枚絵でネタになる画面作りはVODを意識したトレンド

――特番時代から、田中みな実さんや弘中綾香アナの発言が、SNSで拡散され話題に。芦田さんは反響をどう見ていましたか?

【芦田P】『あざとくて〜』は、ネットとの親和性が高い番組だと感じています。トレンド入りする速度も、初回から速かったですからね。“いかに一枚絵で完結させるか”という画面作りは、割と意識していました。理由は、『TVer』をはじめとしたVODサービスを意識しているから。『TVer』のサムネイル作りは、特にこだわります。SNSで番組のサムネイルが話題になれば『なんだ、これ?』と後追いで見てくれる人も増える。SNSで話題になることが、番組を見直すきっかけになる。ここ1〜2年はそんなトレンドがあるように思います。
――番組で使われているテロップの字色や、下に敷かれているカラーもポップな印象ですよね。

【芦田P】番組ロゴ作りから意識したことなんですけど、あえて細い書体を使っています。テロップも、自分で言うのははずかしいですけど、細いデザインのが洗練された印象に見せられるというか…。普通のバラエティ番組のロゴやフォントって、太いフォントで、「見やすく」っていうのを大事にすることが多いと思うんですが、『あざとくて〜』はもっとビビットな作りにしたかった。テロップのフォントから、セットの雰囲気まで、印象的な色使いに。そういう番組であったほうが、“ポップアイコン”として成立していくんじゃないかというのがあった。

――ダサくならないように…という共通認識は、スタッフさん全員で持っているんですか?

【芦田P】僕なりに思う、ダサくないテロップ、ダサくない色ってなんなんだろう…っていうのは、意識して伝えています。答えがない部分も多いんですけどね。ただ、これの難しいところが、『俺らおしゃれにつくってます』って公言すると、急にダサくなるっていう(笑)。でも、番組自体が洗練されたものであり続けたいとは思っていますね。田中みな実さんと弘中さんと山里亮太さんって、時代の先頭を走っている人たちじゃないですか。この3人のためにも、番組自体が最先端のものでありたい。そんな気持ちで作ってますね。

『めちゃイケ』からはじまった、テロップの革新的技法

――番組のテロップって、現在までも様々な変遷を遂げてきた部分があると思います。間をつないだり、キーワードを強調したり、ツッコミを担っていたり。芦田さんは、テロップの役割をどう考えていますか?

【芦田P】僕は青春時代、バラエティ番組で最初に入ってきたのは『めちゃイケ』だったんですね。自分の言葉でしゃべっていない“ツッコミテロップ”で笑いが増幅していて、まさにセンスのかたまり。でも、いざ作り手側に回ったら、それをやれる自信が僕にはあんまりなかったんですよ。ツッコミを入れて笑いをつくるよりは、強いワードとかインパクトのある言葉をいかに1画面のなかで、最大の効果をもって届けられるか。自分の場合は、演者さんが放った言葉を最大値にもっていくっていうことを意識しています。

――テロップに自分の発言が拾われるのは、演者さんにとってもひとつのステータスになっているのでは。『あざとくて〜』の出演者さんでテロップに拾われる力がすごいなと感じたエピソードはありますか?

【芦田P】『あざとくて〜』はVTRに永遠とツッコんでいる番組です。ぱっと見は、田中さんや弘中さんのツッコミとか、発想力がフィーチャーされがち。でも結局、編集していて一番思うのが、山里さんが彼女たちから強いワードを引き出す“パス”や“質問”をしているんですよね。彼女たちのテロップに乗る印象的な言葉も、結局は質問がないと生まれない言葉が多くて。山里さんは、そこへのパスとか、自分を落とすことによって「違いますよこれはこうこうこうなんです」って強い言葉を引き出だしている。テロップ力を出す源泉です。だからたぶん彼がいなかったら、この2人はそこまで最大値を出せていなかったんじゃないかな、とはいつも思っています。
――田中さん、弘中アナについてはいかがですか?

【芦田P】弘中さんは、密着番組で言っていたんですが、「人と違う言葉、テロップに残る言葉を言うように意識している」と。彼女もそういう意識で番組にのぞんでくれている。普通、アナウンサーの立場ではそこまで考えている人は少ないです。演者として、力強くそこにいてくれているんですよね。

田中さんがすごいのは、テロップになるキメの言葉を言う時、絶対カメラ目線になるんですよ(笑)。なんかボソボソボソボソしゃべっていて、だんだんボルテージが上がってあがってきて…。でも最終的に盛り上がってきたときには、カメラ目線になっているんですね。

――確かに! 番組予告のCMで使われている場面にも、カメラ目線のシーンが多い印象です。

【芦田P】カメラ目線になるとどうなるかというと、カメラマンは演者からの目線が来たら、一段階グーンと寄るんですね。そうすることで、画面がダイナミックになって際立つシーンになるんです。そのテクニックがすごいですよね。やっぱり田中さんはプロだなと思いますね。

“狭い熱狂”をいかに作れるか、ポップカルチャーとしての番組を作る気概

――今後『あざとくて〜』の番組をどのように発展させていきたいですか?

【芦田P】最終的には、ポップカルチャーな番組になると良いなと思っていて。番組で流す音楽もかなりこだわっていて、第2回から基本的にはすべて邦楽にしています。使用しているのは、いわゆる“どメジャー”な楽曲じゃなくて、個人的に好きなアーティストさんや番組に合う世界観の曲をSpotifyでストックして入れ込んでいます。その音楽もSNS上で広がりを見せたり…。

 要は、番組を見たアーティストのファンの皆さんが“気づいてくれている”んですよね。一度の放送で10アーティストくらいは使用しているんですけど、そうすると10個の熱狂が各々の縦軸で大きく伸びていく。さらに番組自体が好きな人もいれば、出演者のファンもいる。彼らは横軸では交わらないかもしれないけど、“狭い熱狂”をいくつもいくつも作っているんです。そして僕の想像以上に広がっているんですけどね(笑)。そういう番組って今までなかったと思うし、もちろん内容は研磨していくんですけど、ポップカルチャーとしてこの番組を作っていくというのは、ちゃんと意識していければと思っています。

――新しいことにも、どんどんチャレンジしていく?

【芦田P】そうですね。今後は番組内で連載ドラマをやろうとしています。女優さんに出演してもらって、あざといストーリーを考えて、ちゃんと納得感のあるドラマをやっていこうと考えています。そういうものをやり続けていれば、バラエティ番組の一企画がスピンオフドラマになる可能性も秘めているなって。今後も色々と派生展開していけるように、番組作りをしていきます。

『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)

毎週土曜よる9時55分から!
10月レギュラー放送開始!

山里亮太×田中みな実×弘中綾香 の3人が
“あざとさ”について語り尽くす!

【公式HP】https://www.tv-asahi.co.jp/azatokute/
【YouTube】あざとくて何が悪いの?公式チャンネル
【Twitter】@azatokute
【Instagram】azatoinsta

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