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どことなく哀愁が漂う「おっさんみたいな鳥」「キツネ人間」のマンガが憎めなさすぎる
自称「キツネ好き」の作者が、満を持してキツネを主題に執筆
今作でキツネを主題にした理由については、「元々狐や狸が好きで、それを擬人化したマンガを描きたいとずっと思っていたんです。お稲荷様について調べたりもしましたが、神狐や妖狐の尻尾の数などには諸説あったので、その辺はほとんどオリジナルのファンタジーにしてしまおうと思い、今の形になりました」と話している。
また同作では、『日本昔ばなし』に出てくるような「化かし合い」が再現されており、民家を襲撃するなど激しいバトル描写もある。しかし、それを「明るい笑い」に転換しているあたり、作者の上手さを感じる。「やっぱりバトルになっても『化かし合い』であれば命の削り合いにならないので、シームレスに笑いに移行できるんですよね。そして何よりたれ女ちゃんがチビッコなのに異様に強いというギャップのお陰で、深刻にならず笑いにしやすいので助かっています」