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きゃりーぱみゅぱみゅ、「SNSで炎上しても週刊誌に追われても」嘘のない25歳の生き方

炎上しても週刊誌に追われても、「良くないことは良くないと言いたい」

――お話を聞いていると、きゃりーさんは自分のことをすごく客観視しているように思います。
きゃりー そう思います。たまに「誰の話をしてるんだっけ? あ、私のことか」って(笑)。そんな感じだから、あまりヘコんだりしないんです。悩んだり病んだりすることも人一倍少ないと思う。

――最近はSNSに疲れて発信をやめる著名人も増えていますが、そういうこともない?
きゃりー SNSをやっているといろんなことを言われるし、やめたくなる気持ちもわかります。私、SNSではみなさんと距離感が近い感じで発信することが多いんですよ。だから「親近感が湧きました」と言ってくれる人もいれば、私を不思議の国の住人のように捉えていて、「マシュマロしか食べないと思ってました」みたいな人もいる。それを思うと、どこかのタイミングで私生活を一切見せない、ミステリアスな感じになるのもいいなと思っています。椎名林檎さんやYUKIさん、安室奈美恵さんなどは私生活が見えないから、ベールに包まれているじゃないですか。それもやってみたいことのひとつですね。

――SNSを通して、しっかり意見を言っている印象もあります。
きゃりー それが原因で炎上したこともあるし、週刊誌に追われたこともあるけど、良くないことは良くないと言いたいんです。それが、曲の歌詞にも反映されることもあるんです。「もんだいガール」「ファッションモンスター」もそうだし、今回のアルバムに入っている「とどけぱんち」もそう。私が思っていることを中田さんに伝えて、歌詞にしてくれるのは本当にありがたいです。きゃりーぱみゅぱみゅとしても私自身も、“自分の心に嘘なく生きる”がモットー。それはちゃんとできてるのかなと思いますが、変に毒舌おばちゃんにならないように気をつけたいです(笑)。

――最後に、きゃりーさんにとって最高な未来とは?
きゃりー まずはこのアルバムが爆売れすること(笑)。ホントにいいアルバムだからたくさんの人に聴いてほしいし、できればこだわって作った初回盤のブックレットも見てほしいです。

――なるほど。
きゃりー あと、未来といえば、どんな時代でも一線で活躍している人はすごいと思うんです。『紅白歌合戦』に出ることだって、ライブやフェスだって、決して“当たり前”のことじゃない。上りつめるだけじゃなく、努力をしていかないとキープできないし沈んでいくと思う。こういう取材やテレビ、ラジオに出られることも、誰かが取ってきてくれた仕事なんだということを考えて、感謝したいです。忙しかった5年くらいの間はそういうことに気づかなくて、何か尖っていたけど(笑)。次は26歳になるし、チームに感謝しながら進んでいきたいです。
(文:森朋之)

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