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【最上もがインタビュー】ドラマや写真集も話題のアイドルの過去「でんぱ組.incのおかげで再生できた」

ドラマや写真集も話題に でも「グラビアはやりたくなかった」

――今年、個人としてはドラマ『重版出来!』(TBS系)で、ゴールデンの連続ドラマにも出演しました。
最上もがぼくが演じた梨音は、“元読者モデル”で“リア充”、“利用できる男は利用しろ”みたいな、自分のキャラとはかけ離れた役で、すごく難しかったです。それまでは、無機質で感情を表に出さない役が多かったから。でも触れ合ったことのない人種を演じることは楽しかったですね。梨音でいる時は、人に甘えることも普通にできちゃうんですよ。

――写真集も話題になりましたね。
最上もがずっと、グラビアはやりたくなかったんです。自分に自信がない上に、抵抗がありました。ただ、最初にぼくを撮影したカメラマンさんが、「グラビアはアートだ」という話をしてくださって。ぼくは高校で美術を勉強していて、女性の体は美しいと、ずっと思っていたんです。だから、その言葉に共感して頑張ってみようと。実際、グラビアをやることで、ファンも増えたんですよね。写真集は、『ヤングジャンプ』の女性の編集の方で、最初の撮影の時もスタッフも女性で固めてくださったりして。その方とは、「いつか写真集を」と話していたんですが、その夢が叶いました。ただぼく、ライブに向けて体を鍛えると、すぐ腹筋が割れちゃうんです(笑)。それだとグラビアにはあまり適さないので、撮影が入るとちょっと体を緩めるようにしてます(笑)。

自分はでんぱ組.incで再生できた もっと新しいことを模索

――なんでも徹底してのめり込んじゃう、オタク気質なんですね。その辺は、“やりすぎ注意”な部分もあって(笑)。デビューから5年、続けて来て良かったなと思うことは?
最上もがぼくは、みんなが普通にできることができなくてずっと悩んでたんですけど、でんぱ組に入ってからは、人前でご飯を食べられるようにもなったし、インタビューでこうしてちゃんと自分の考えを話せるようにもなりました。最初は震えちゃって苦しかったけれど、“仕事なんだからしゃべらなきゃ”と経験を積み重ねていったら、人並みの社会性は身についてきた。あまり良くなかった家族との関係も改善されて、本当に今のぼくがあるのはでんぱ組.incのおかげです。

――アイドルに全く興味がなかったもがちゃんが、こうして人気者になってみて、どうですか? 嬉しさはありますか?
最上もがぼくは、自分が人気者だとは思ってないです。でんぱ組.incとしても、今は以前ほど勢いはないと思う。そういう意味では、新しいことを始めなきゃ、注目されることをしなきゃと、焦っているところは正直あります。

――グループを俯瞰で見ているんですね。
最上もがぼくは、でんぱ組.incのおかげで人間として再生できたと思っているので、2年目以降は、でんぱ組.incへの恩返しのつもりで仕事をしています。もらったものに比べたら、返せているのはまだほんの少しですけどね。
(文/菊地陽子)

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