4人組男装ユニット・EUPHORIA「新曲は『スルメ曲』。聴けば聴くほど味が出ます(笑)」

 総合男装エンタメプロジェクトdreamBoat(ドリームボート)の最年少ユニットとして8月にシングル「NEW HORIZON」でCDデビューした4人組・EUPHORIA(ユーフォリア)。「デビューからここまであっという間だった」という碧井湊都(あおい・みなと)、翔咲心(とさき・こころ)、詩織叶逢(うたおり・とあ)、海憧乙綺(かいどう・いつき)の4人に、2019年の総括と、20年1月8日にリリースする2ndシングル「熱烈LOVE!!」、さらに今後の抱負について話を聞いた。

ファンのありがたみを実感  技術も意識も成長した1年

――2019年、元号も令和にかわった年の8月28日にシングル「NEW HORIZON」でCDデビューされたわけですが、ここまでの約半年間を振り返っていかがですか?
海憧EUPHORIAになってから、とにかく時間がたつのが早いですね。1週間がすごい短い。もう今年終わりなの?って感じです(笑)

碧井体力が付きました。肉体的にも、精神というか思考力というか。タフになりましたね。
――デビュー前には、デビュー曲を引っ提げて2ヶ月半ほどで60回以上のイベントを行ったと伺いました。そこではどんなものを得たと、実感されていますか?
海憧最初から最後まで全部来てくれた子とか、時々だけどいっぱい来てくれた子とかいて。ファンの方々のありがたみを、身をもって実感しました。

碧井僕は、プロとしての意識というか、常にみられているという感覚でいることを学びました。踊っていないときでも、立ち方や歩き方などの所作は気をつけるようになりましたね。あと、自分のなかで「こうあるべきだ」という“王子様像”ができあがっていきました。

詩織パフォーマンス面ですね。ライブをやるにあたって、毎回イベントに来てくれる子もいるので、すべて違う表情を見せることを決めてやっていました。見てくれる方に毎回違う感想を言ってもらえるように意識してました。あとは自分で言うのも変ですけど、たくさんステージに立たせてもらって、技術的にも成長していることをファンの方たちにも感じてもらえたのかなと思います。イベントも、スタッフさんに任せるんじゃなくて、自分たちも意見を出して、ステージをよりよくしようと考えながらやっていました。

翔咲はじめのころはグループの中で自分がどう立ち回ればいいのか、あまり理解していなかったんです。でもイベントでファンの方とふれあって、どんどんそれが明確になっていきました。ほめていただいたことは伸ばして、反省は反省で次のイベントで生かそうと。その積み重ねだったかなと思います。
――デビューシングル「NEW HORIZON」は、オリコンデイリーシングルランキング(8/27付)で7位、週間シングルランキング(9/9付)で17位でした。この結果についてはどう思いますか?
詩織そんな順位をいただけるなんて思っていなかったので、本当にびっくりしました。実はイベント中にスタッフさんからのカンペで、ファンの方と同じタイミングで順位を知って、一緒に泣いて喜びました。僕たちも頑張ったし、ファンの方たちもそれについてきてくれた結果、こうして数字で表れたのはうれしいなって思います。

MVは見どころ満載  何度も見てキュンキュンしてほしい

――そんな皆さんが2020年1月8日に2ndシングル「熱烈LOVE!!」をリリースされます。作詞・伊秩弘将氏、作曲・林田健司氏、アレンジはDANCE☆MAN氏と豪華メンバーがタッグを組んだダンスナンバーですが、最初に聴いた時はどんな印象をお持ちになりました?
海憧音源を最初にもらった時は「おっ、なんだこの曲は」って思いました。単刀直入に言えば、“ダサかっこいいな”と。耳に残るメロディーだなと思いました。

詩織僕も第一印象は同じで、「なんじゃこの曲?」って思いました(笑)。デビュー曲が爽やか系の王道アイドル曲だったので、より感じましたね。独特なリズム感と、裏拍をすごい使っていてインパクトがありました。ただ、聴けば聴くほど味が出てきてハマる。「スルメ曲」だと思います(笑)
――キャッチーなメロディーに合わせて、元気いっぱいに歌う皆さんが印象的です。
詩織レコーディングの時、最初は歌詞に合わせてカッコイイ感じで、もっと王子様感を出して歌ってたんですけど、スタッフの方々が「もっと明るく、元気に」と言っていて。実際上がったものを聴いたら、楽しく歌ったほうがよかったですね。

海憧サビの合いの手で「Yes」「Love」という言葉を入れるんですけど、ディレクターさんに「もっと遊んでいいから」と言われて。いろんなタイプの「Yes」「Love」が入っているので、そこも聴いてほしいですね。
――ミュージックビデオ(MV)も見どころが満載です。注目ポイントを教えてください。
碧井サビですね。小さい子でもマネしやすい「ぐるぐるポン、にょき、にょき、にょき、にょき」って振りがあるんです。イベントなどでみんなと一緒に踊りたいなと思っています。
――カメラを彼女に見立て、4人が奪い合うシーンも見せ場のひとつかと思いますが、あのシーンはどのように撮影されたのですか?
海憧「カメラを奪い合え」ってスタッフさんに言われて、最初はどうすればいいのかわからなかったですね。主旨がわからなかった。「どういうこと?」って。

碧井完成形が全然わからなかったんですね。でも1、2回やってみて、少しつかめて、何テイクか撮りました。

詩織僕は(翔咲)心がうまいなと思いました。(碧井)湊都がカメラを奪った直後にスッて入ってきて、間合いがいいなって。

翔咲僕は、(海憧)乙綺かな。カメラの前にずっといるんですよ(笑)。だから、ちょっとすいませんって、脇からすっと前に出て…。

海憧俺は、「どかされないとずっといるぞ」って感じで。でも湊都と心はすごいんですよ。力づくで俺をどかそうとして(笑)。

碧井そんななか、詩くん(詩織叶逢)は赤だから情熱的にカメラを奪いに来るのかと思いきや、「俺そういうの苦手」って、照れて控えめなんです(笑)。そういうところにも注目して見てほしいですね。

翔咲あと、湊都がカメラ奪われた後、「えっ」って目を見開いてるシーンがあったり(笑)一瞬なんですけど、いろいろな表情が見られて面白いと思います。何度も見て、キュンキュンしてください。

2020年は特別な年  日本の顔になるようなアイドルに

――このシングルリリースでEUPHORIAの2020年はスタートするわけですが、2020年をどういう年にしていきたいとお考えですか?最後に抱負をお聞かせください。
翔咲グループとしてはもちろん、いろんな個性があるので、個々が羽ばたいていけるような年にしたいですね。それでまたEUPHORIAとして集まって、いいパフォーマンスをお見せできればと思います。

碧井オリンピックイヤーで特別な年。日本が注目される年だと思うので、日本の顔となるようなアイドルになりたいなと思います。

海憧YouTubeで海外の方からコメントいただいたりするので、来年は海外からもたくさん日本にいらっしゃると思うので、それをきっかけにEUPHORIAを知っていただいて、応援してもらえたらなと思います。

詩織2019年はデビューした年ということもあって、右も左もわからないまま突っ走ってやってきたんですけど、来年はさらに成長の年にしたいなと思います。グループとしても個人としても、さらに上にいけるように、いい意味で余裕を持ちつつやっていきたいなと思います。
(撮影/逢坂聡)

提供元: コンフィデンス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索