カバーソングから考察する歌手・槇原敬之の魅力の真髄
「君に、胸キュン。」がヒットしていたのは槇原の中学生時代。「YMOファンならわかるリスペクト感!」(男性・50代)といった同世代からの共感が多かったほか、「こんな歌い方があるんだ!」(男性・40代)、「マッキーが歌うと爽やかだな〜」(男性・50代)と、声質とのマッチングを楽しんだという声が多かった。
一方、「Missing」はこれまでも数多くの国内外アーティストにカバーされてきたが、「オリジナルの歌詞・メロディー・歌…全て完璧! と思っていたのですが、槇原さんが歌うと完全に槇原ワールドとなっていて違った個性を醸し出している」(女性・50代)など、原曲の魅力をアップデートしていることへの賞賛が集まっている。
同曲が大ヒットした2001年は、現在の30代にとって青春ど真ん中の時代。それだけに思い入れの強い人が特に多いのだろう。「この曲を選んだことがまず意外。だけど、ちゃんと自分のものになっている感じがすごい!」(30代・男性)、「宇多田さんのハスキーボイスのイメージが強い曲なので、全く別もののように聴こえて新鮮だった」(30代・女性)、「宇多田ヒカル以外が歌うのを初めて聞いたけどマッキーの声ととてもマッチしていていいと思った」(30代・女性)など、熱いコメントを書いてくれた人が目立った。
槇原自身は「本当はカバーよりも本人の歌っているバージョンが一番良いとは思います」としながらも、「カバー・アルバムを作るときはちょっと角度が違いまして。僕自身の“音楽好きの歴史”というのは50年になるわけです。そちらの(音楽好きの)自分が、『なんでこの人はこんな良い曲を作ったんだ』とか、『この曲作るなんて本当に天才だな』とか、『本当にこの曲に救われたな』という曲ばかりを集めて、自分で勝手に尊敬の気持ちを込めてカバーさせていただいているんです」と、カバー曲に取り組んできた姿勢を語っている。
調査対象者:全国男女、10〜50代
サンプル数:槇原敬之 好感者:1348サンプル
調査期間:2019.9.20(金)〜9.30(月)
調査手法:インターネット調査
調査期間:オリコン・モニターリサーチ