“インスタ映え”スポットも、ビクター直営ライブハウス「Veats Shibuya」潜入レポ
ライブ初心者でも親しみやすい、木を基調とした明るく温かい内装
「自分たちのベニューを持つなら渋谷という想いがありました。今、渋谷は再開発で人の流れが変わりつつあります。2020年を迎える絶好のタイミングでオープンさせることができて良かったと思っています」(平原雅彦氏/ビクターエンタテインメント カンパニーエグゼクティブ 経営企画部長)
まず観客目線では、専用入口での光の演出やカフェラウンジのカウンターに設置されたRGB LIGHTなど“インスタ映え”する演出でワクワク感が高まるうえに、300個のロッカー&クローク、完全分煙など実用面での配慮も嬉しい。木を基調とした内装も、全体の印象を明るく温かいものとしている。
「最初に考えたことは、初めてライブを観に来るお客さまに“ライブハウスは暗くて怖い”というイメージを払拭する作りにしようということでした。また、DJブースを設けたカフェラウンジでは軽食も提供し、ゆくゆくはファン同士のコミュニティ空間や、さらにはラウンジ自体を有効活用してVeats Shibuyaをエンタテインメントスペースにしていけたらと思っています」(江島武志氏/ビクターミュージックアーツ ライブ事業部長)
音響、照明など機材面にこだわり アイデア次第で使い方いろいろ
「機材面にもこだわり、音響設備は野外イベントにも対応できるクラスのシステムを導入しました。照明もこの規模の会場ではトップクラスの数のLEDムービングライトを設置しています」(江島氏)
「ここからいろんなエンタテインメントや情報を発信しながら、願わくば、逆にいろんな情報が集まる場になってくれたら良いなと思います。また、勢いのあるアーティストに『まずはここを目指そう』と言ってもらえる、そういう場所へ醸成したいと考えています」(平原氏)
なお、オープニング企画として、9月20日から『Veats Shibuya OPENING EVENT』が開催される。
文/布施雄一郎
Veats Shibuya(ビーツ・シブヤ)
東京都渋谷区宇田川町33-1 グランド東京渋谷ビル B1・B2
公式ホームページ:https://veats.jp(外部サイト)