【Creators Search】A.B.C-Zらの楽曲で手腕を振るう堂島孝平 “大人のKinKi Kids”も的確に表現
1995年、シングル「俺はどこにいく」で18歳のときにメジャーデビューを果たした堂島は、普遍性と時代性を兼ね備えたポップ・アーティストとしての評価を得る一方で、2000年以降は楽曲提供、サウンドプロデューサーとしても活動している。KinKi Kids、飯塚雅弓、THE COLLECTORS、藤井フミヤ、ワルキューレ、Negicco、OKAMOTO’S、坂本真綾、南波志帆といったアーティストの楽曲に参加。アーティストのキャラクターと高い音楽性をバランスよく結びつけるセンスによって、ロックバンド、男性シンガー、アイドル、アニソンなど幅広いフィールドで活躍している。
ソウル、ファンク、R&B、HIP HOP、ギターポップ、歌謡曲などのテイストを織り交ぜながら、アーティスト(シンガー)の個性を引き出しつつ、より広いリスナーに訴求できる楽曲をクリエイトしてきた堂島。そのセンスがもっとも発揮されているのが、KinKi Kidsの作品だ。2000 年の「Misty」(作詞作曲)を皮切りに「カナシミ ブルー」(作詞作曲)、「永遠のBLOODS」(作曲)、「Secret Code」(共同編曲)、「SPEAK LOW」(作詞作曲/編曲)など数多くの楽曲に参加。憂いを帯びたメロディーとダンサブルなサウンドを融合させることで、新たな音楽性を引き出している。特に2016年発表のアルバム『Nalbum』では6曲の制作にかかわるなど、共同プロデューサーとして手腕を振るい、“大人のKinKi Kids”を的確に表現している。
KinKi Kids、A.B.C-Zのほか、山下智久、Sexy Zoneにも楽曲を提供している堂島は、ジャニーズのアーティストに欠かせないクリエイターと言えるだろう。