SHINeeテミン、初のフルアルバムに込めた決意
初のフルアルバムはアーティスト・テミンの決意表明
今回のアルバムには新曲が6作収録されており、上記3作以外の曲もステージでパフォーマンスされた。ファンと一緒に歌いたいと語った幻想的な歌詞の「MARS」、そして、ステージを締め括った2曲、「誰にでも辛くて大変な時はありますが、そんな時こそ光を見つけられる時だと思います。僕にとってはSHINeeのメンバーやファンの皆さんが光です」と本人自らが語る、ファンへの想いを込めた歌詞と憂いを帯びた歌声が絶妙に混ざり合った「Under My Skin」、荘厳さすら感じさせる「HOLY WATER」。いずれも、新たな一面を感じさせてくれるナンバーである。
ちなみに、新曲「ECLIPSE」と「MARS」は1stフルアルバム『TAEMIN』からのデジタル先行配信楽曲として配信されており、「MARS」はオリコンデイリーデジタルシングル(単曲)ランキング(10/14付)で初登場1位を獲得している。
テミン 新曲「Under My Skin」
新録曲から伝わってくる歌詞への深い理解
初の日本ツアーで見せた表現者としての進化
日本ソロデビュー時に、「機会があれば、ソロでツアーをやってみたい」と語っていた彼は、今回のツアーでその目標をあっさり達成してしまった。そして、その本数は全国18ヶ所32公演にも及ぶものであった。これは、SHINee史上もっとも公演数が多かった2014年の日本ツアーを超えている。しかも、32公演のうち26公演はホール、追加6公演はアリーナという、会場のサイズも異なる二段構えである。おそらく、1つのツアーでありながら、2つのツアーを行ったような労力を要したに違いない。