【upcoming】ONEPIXCELが躍進 8/20付週間ランキング『コンフィデンス』編集部ピックアップ6作

 最新8/20付オリコン週間ランキングから、TOP20位圏内には入らなかったものの、CDセールスやデジタル配信で注目すべきチャートアクションを見せた作品を、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』編集部のメンバー6名が各目線でピックアップ。これから注目すべきアーティスト、話題作の動向を紹介する。

ONEPIXCEL「Sparkle」/シングル25位

さわやかに突き抜ける3人組、2ndシングルが25位へ躍進
 3人組ガールズユニット・ONEPIXCELの2nd シングルが週間シングルランキング25位にランクイン。2015年9月に結成し、インディーズでのシングル、ミニアルバム、アルバムリリースを経て、今年3月のメジャーデビューシングルが49位に登場。それから約半年後の今作で、売上枚数、順位ともにジャンプアップさせた。神秘的な雰囲気の前作から一転、今作は夏に向けた開放感あふれるナンバー。アーティスティックなAメロ、Bメロから曲調が変わるサビで、彼女たちの笑顔と歌声がさわやかに突き抜ける。勢いに乗っている3人のさらなる躍進に期待したい。

夜の本気ダンス「Magical Feelin’」/シングル32位

心もカラダも踊るサウンド
 京都出身の4人組ロックバンド・夜の本気ダンスの4thシングル「Magical Feelin’」が、週間シングルランキング32位に初登場した。2008年結成、サカナクションやSOIL&“PIMP”SESSIONSを擁するビクターエンタテインメントの「Getting Better Records」より2016年3月にメジャーデビュー。バンド名にも表れているように、多様なエッセンスが融合した躍動感あふれるバンドサウンドが特徴で、フェスやイベントでは一層その魅力が際立つ。新曲は激しくもちょっぴりセンチメンタルな雰囲気を漂わせ、ドラマ主題歌に起用された前作「TAKE MY HAND」とはまた違った一面を覗かせている。

SHE’S「歓びの陽」/シングル34位

強い意志と決意を感じる新曲、ピアノの旋律がアクセントとなったSHE’S
 大阪出身4人組ピアノ・ロックバンド、SHE’S のシングル「歓びの陽」が、週間シングルランキング34位に初登場。16年6月にシングル『Morning Glow』でメジャーデビューしたSHE’S は、バラードから重厚なロックサウンドまで幅広く、ピアノの美しい旋律が彼らの特徴。本作の歌詞からは、「1人ではない」と歌う強い意志と決意を感じる。ピアノの音色をメインにせずアクセントとし、バンドサウンドのグルーブ感を前面に出した、これまでとはひと味違うメロディーが印象的。全国のラジオ29局でのパワープレイも決定し、同曲を通してさらなる広がりを見せそうだ。

CIVILIAN「何度でも」/シングル86位

生々しい内面を描く3ピースバンド
 3ピースロックバンド・CIVILIANのシングル「何度でも」が、週間シングルランキング86位にランクインした。08年に結成し、退廃的な世界観と攻撃的な楽曲が試聴サイトやライブ会場で話題に。16年7月より、“一般市民”という意味を持つCIVILIANに改名して活動している。スマホ向けゲーム「スターオーシャン:アナムネシス -TWINECLIPSE-」テーマソングに起用された本作は、Vo&Gのコヤマヒデカズによる生々しい内面を描いた歌詞と、エモーショナルなギターサウンドが印象的なナンバー。疾走感のあるサビのメロディーが特徴的で、荒々しくも繊細な歌声が耳に残る。

chelmico『POWER』/アルバム55位

カッコいいトラックにゆるいオシャレさでテレビ受けも
 16年に1stアルバム『chelmico』をリリースするなど、インディーズシーンで活躍してきたレイチェルとマミコによるガールズラップユニット・chelmicoが、ワーナーミュージック・ジャパンのレーベル「unBORDE」からメジャーデビューを果たした。培ってきたラップの技術も見事だが、全13曲すべてのトラックが、とにかくカッコいい。キャラクターも、モデル経験があるというルックスは申し分なく、ゆるいオシャレさはPuffyを彷彿とさせる。テレビ受けするのは間違いないだろうし、シーンの真ん中に来ているフィメールラッパーのなかでも、サウンド、キャラクターともに差別化ができている印象。

咲妃みゆ『First Bloom』/アルバム56位

元宝塚、咲妃みゆの圧巻のステージを収録
 元・宝塚雪組トップ娘役の咲妃みゆが初のライブアルバム&Blu-ray作品『First Bloom』を発売。アルバム56位、Blue-ray34位にランクインした。同作は今年5月に舞浜アンフィシアターで行ったコンサートの模様を収録したもの。総勢58名のフルオーケストラとバンドを加えた62名を従えた豪華なステージでは「Heal the world」「Smile」などの名曲群に加え、自身が作詞したオリジナル曲「明日(あす)を信じて」も披露。これまでのキャリアで培われたボーカルは、咲妃だけが持ちえた“表情”が魅力。心が、感情が見えてくる歌声。全編を通して感動しっぱなし。

提供元: コンフィデンス

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