長良グループが初の試み、VRとのコラボで広がる演歌・歌謡ライブの可能性
曲の世界観に合ったVR映像とのコラボに、客席からどよめき
トップバッターを飾ったのは、はやぶさの2人。登場すると早速、最新曲「蜘蛛男のダンス(シングルバージョン)」(3月7日発売)をVR映像による演出とともに披露。蜘蛛の巣をイメージした怪しげな映像のなかで、ヒカルとヤマトが軽やかに踊ると、客席からどよめきが起こった。
情景を楽しみながら聴く演歌・歌謡とVRは相性バツグン
企画担当者も手応え、同イベントの開催で来場者層の幅広がる
また、普段はアニメやアイドル系のイベントが開催されることが多く、10〜30代男女がメインの客層になっているという同会場に、今回のイベントには「初めてDMM VR THEATERに足を運んだ」という、30〜60代男女の来場者が大多数を占めたという。
同ライブを企画した担当者は、「公演は概ね大好評で、またVRシアターに足を運んでみたいと思った方も多くいらっしゃいました。各アーティストの皆さんも迫力あるVRとのコラボレーションで、楽しんでパフォーマンスをしていただけたみたいです。できれば、このような企画、ジョイントライブを継続していければいいなと考えています」と、本取り組みの手応えについて語る。
描かれる情景を楽しみながら聴く演歌・歌謡は、VR映像との相性もバツグン。本公演が演歌・歌謡ジャンルの今後のコンサートに与える影響は大きいだろう。
(『コンフィデンス』 18年6月25日号記事を加筆して掲載)