『コンフィデンス』注目の演歌・歌謡アーティストを紹介!「百花繚乱“演歌ビト”カタログ」

 近年、演歌・歌謡シーンが賑わいを見せている。層を厚くしているのは、業界のジャンルの垣根を超えた数々の新しい挑戦に加え、個性的で魅力たっぷりのアーティストたちの存在も大きい。そこで、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』では、“今、注目すべき演歌・歌謡アーティスト”をピックアップし、デビューしたばかりの新人・気鋭の若手たちを「飛翔編」、ますます勢いに乗る中堅のアーティスト勢を「飛躍編」として紹介。プロフィール、動画コメントのほか、個別のインタビューを1ヶ月にわたって随時掲載していく。

〜飛躍編〜

川野夏美
 日本クラウン創立35 周年記念新人として98 年に「あばれ海峡」でデビューした川野夏美が、今年11月で20周年を迎える。最新シングル「孔雀の純情」は、孔雀の華やかな羽をモチーフに、ある女性が失った恋の喪失感を歌ったナンバー。同作を引っさげ、6 月には地元九州の大分、10 月には大阪、そして11 月には東京・浅草で単独コンサートを開催。記念イヤーを盛り上げていく。
北山たけし
 北島三郎の愛弟子としてデビューし、05年からは5 年連続で『NHK紅白歌合戦』に出場するなど、快進撃を見せた北山たけしがデビュー15周年を迎えた。記念曲となる最新シングル「津軽おとこ節」は、師匠である北島が自ら作詞作曲を手がけた、力強い人生の応援歌。今年から来年にかけては、大江裕と「北島兄弟」を名乗り、全国30ヶ所を巡るジョイントコンサートを開催する。
森山愛子
 初挑戦したご当地ソング「会津追分」(17年9月発売)がロングセールス中の森山愛子。同曲はカラオケファンからの人気も高く、リクエストに応える形でMVや半音下げカラオケなどを収録したスペシャル・パッケージ盤を、2月21日に発売した。
アントニオ猪木の命名で“闘魂の歌姫”としてデビューして今年で15年目。同曲で新境地を開いた森山が、さらなる高みを目指す。
大江裕
 TBS 系『さんまのSUPER からくりTV』で注目を集め、09 年に「のろま大将」でデビューした大江裕が、今年で10 年目という節目を迎える。夢に向かって一途に、前向きに生きる若者の心意気を伸びやかに歌った最新シングル「大樹のように」は、師匠である北島三郎が手がけている。現在は、同じく周年を迎えた北山たけしと共に、記念のコンサートを開催中。飛躍の1 年となりそうだ。
走裕介
 歌謡界の大家・船村徹氏に才能を認められ、「流氷の駅」でデビューした走裕介が今年で10 周年を迎えた。2月7日に発売した最新シングル「北のひとり星」は、哀愁感の漂うメロディーに乗せ、離れた女性の行方を求め一途に寄せる想いを歌った、走の歌の魅力を集約するような楽曲となっている。現在はデビュー10周年を冠した記念コンサートを各地で開催中。18 年、歌で全国を駆け巡る。
純烈
 歌あり、踊りあり、笑いありのエンタテインメント性溢れるステージで、じわじわと人気を拡大している“スーパー銭湯アイドル”純烈。最新シングル「プロポーズ」は、自己最高の初動売上を記録。リスナーへの想いが詰まったMVも話題を呼んでいる。結成11年目を迎えた今年は、初のホールツアーに挑戦。「夢は紅白!親孝行!」という目標に向け、引き続き精力的な活動を続ける。

「飛躍編」紹介アーティスト動画コメント

〜飛翔編〜

羽山みずき
 巫女という異色の経歴を持つ羽山みずきは、15年に「日本クラウン・新人オーディション」でグランプリを獲得したこと機に、翌16年4月「紅花慕情」でデビュー。同年の『第58 回輝く!日本レコード大賞』では新人賞を受賞した。3 枚目のシングル「酒田カモメ唄」は、出身地である山形の港町・酒田を舞台にした悲しくも明るい正統派演歌。地元を母胎とした楽曲で、さらなる飛躍を目指す。
中澤卓也
 17年1月に「青いダイヤモンド」でデビュー、同曲で『第59回 輝く!レコード大賞』新人賞を獲得した中澤卓也。バツグンの歌唱力、愛嬌たっぷりのキャラクターなどを武器に着実に人気を拡大させている。2 枚目の「彼岸花の咲く頃」は、ほろ苦い恋を思い起こさせる哀愁漂うナンバー。9月には昨年に続き、マイナビブリッツ赤坂で単独公演を開催するなど、デビュー2年目も躍進中。
辰巳ゆうと
 1月17日に「下町純情」でデビューした20歳の現役大学生演歌歌手。大学進学を機に大阪から上京、勉強と並行しながらデビューを目指し赤羽や錦糸町などで「演歌のストリートライブ」を行い、腕や度胸を磨いてきた。デビュー曲は、彼がストリートライブを行ってきた下町を舞台にした人生賛歌。大学では英語を学んでいるといい、今後英語を活かしたグローバルな活躍も期待される。
朝花美穂
 演歌と大衆演劇が大好きな、鳥取・米子市出身の19歳。カラオケ店を経営しながら歌と踊りの舞台を務めていた祖母の勧めで3歳から舞台に立っていたといい、10代ながら経験は十分だ。5月9日発売のデビュー曲「なみだの峠」は、事情があって
子を手放した母の想いを歌った、セリフ入りの古風なスタイルの楽曲。朝花は複雑な母の心情を、持ち前の表現力で見事に体現している。
一条貫太
 日テレ系の視聴者参加型勝ち抜き歌唱番組『全日本歌唱力選手権 歌唱王』(第4回大会/16年12月放送)で、唯一演歌を歌い注目を集めた一条貫太。同番組をきっかけに、3月7日に「ふたりの始発駅」でデビューを飾った。「平成生まれの昭和なボイス」というキャッチフレーズのように、21歳とは思えない圧倒的な存在感を誇る歌声、加えて純朴なルックスやキャラクターも魅力。

「飛翔編」紹介アーティスト動画コメント

提供元: コンフィデンス

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