三代目JSB、積極的なデジタル展開で各種ランキングに旋風

 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(三代目JSB)の2年ぶりのオリジナルアルバム『FUTURE』が初週で18.2万枚を売り上げ、週間アルバムランキングで1位を獲得した。
  • 『FUTURE』三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(エイベックス)

    『FUTURE』三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(エイベックス)

 デジタルは収録曲も含めて同時配信され、週間デジタルアルバム2位(0.5万DL)。週間デジタルシングル(単曲)には、収録曲から「恋と愛」が4位(1.8万DL)、「RAINBOW」が6位(1.1万DL)、「蛍」が14位(0.6万DL)、「FUTURE」が49位(0.3万DL)と、TOP50内に4曲がランクインした。また、先行配信されていた「RAINBOW」は、LINE MUSIC WeeklyとAWA Weeklyで1位、dヒッツ週間myヒッツランキングで5位とサブスクサービスを賑わせた。

 これまでにも積極的にデジタル配信を行っている三代目JSBだが、今作では6月2日からの収録1曲先行配信によるサブスクサービスでの話題喚起から、6月6日の全曲配信開始という全面的なデジタル展開で、各種ランキングを席巻した。

 そもそもアルバムは、そのアーティストのメッセージなどが全曲を通して1つの作品のなかに込められており、全曲を含めたアルバムが1つの作品として生み出されているから、ファンはアルバムで聴く。一方、ファン以外の一般層にとっては、プロモーションとして公開されるリード曲だけよりも、単曲での全曲配信があったほうが、試し聴きや好きな曲だけを気軽に聴くことができ、購入しやすくなる。それは、アーティストにとっても一般層の接触機会の増加につながるメリットがある。

 もちろんまだフィジカルの売上のほうが圧倒的に大きいのだが、各サブスクサービス、各種ランキングを席巻することでのムーブメント感を引き起こしていることも、積極的な配信展開の成果として重要な要素になっている。この先、こうした全面的な配信も有力な選択肢の1つになっていくかもしれない。

提供元: コンフィデンス

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