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タイヤトラブルなぜ増えた? 救援要請5件に1件の割合「15年前に比べて13万件以上増」

JAF(日本自動車連盟)が発表した2022年度のロードサービス出動理由によると、1位は「バッテリー上がり」、続く2位が「タイヤのパンク」、3位が「落輪・落込」だった。実はこの2位のタイヤトラブル、15年前に比べて13万件以上の増加。年々、出動理由に占める構成比が大きくなっているという。

有人ガソリンスタンドとスペアタイヤ搭載車の減少が背景に

 JAFのデータによると、2022年度の救援要請は219万件以上、約14.4秒に1件の割合で出動している。その救援要請の中で特徴的なのが、「タイヤトラブルの増加」という。

 2007年度の「タイヤトラブル」による出動件数は286,934件で、全体の出動件数における構成比は10.7%だった。ところが、2022年度には出動件数が425,332件を記録し、全体構成比は19.37%に。ここ数年は、全体の出動要請の5件に1件が「タイヤトラブル」という状況が続いている。

 また、高速道路だけの出動理由に限定すると、「タイヤトラブル」が全体の39.79% を占め、出動理由の1位となっている。高速連続走行でタイヤへの負荷が大きい高速道路ではバースト(破裂)が多く見られるのが特徴だ。これらの背景をJAFではこう見ている。

「有人のガソリンスタンドが減り、他者によってタイヤを確認してもらう機会が減ったことなどが原因 で、タイヤの破損やトラブルに気づきにくくなっています。また、スペアタイヤを搭載したクルマが減少し、自身で交換できないことから、出動要請が増加しているものと思われます」(JAF担当者/以下同)

 こういった状況から、JAFでは新たな取り組みも始めている。

急なトラブルにも無料でレンタル可能、タイヤ貸し出しサービス

「タイヤトラブルによって起こるお客さまの大切な時間のロス軽減のため、JAFでは応急修理のほか、会員限定の“タイヤ貸し出しサービス”を実施しています」

 釘などを踏んで穴が開いた場合、その穴をふさぎ一時的に走行可能な状態へ修理する「応急修理」は従来から行われていたが、バーストや側面が損傷した場合は、他のタイヤに交換しなければ走行できない。“タイヤ貸し出しサービス”は、そういった応急修理が不可能なタイヤトラブルに対応するもの。

 ユーザーは、貸し出し用タイヤ(無料)で最寄りの自動車販売店まで走行。タイヤ交換等の修理を受けた後、JAFにタイヤを返却する。これまではけん引・搬送が必要だった場合でも自走できるため時間のロスにもつながる。GW、お盆、年末年始の連休は救援要請が増加することから、同団体ではお出かけ前の定期点検を呼び掛けている。

▼JAF 2022年度 出動要請トップ3
1位「バッテリー上がり」40.55%
2位「タイヤ関連トラブル」19.37%
3位「落輪・落込」6.49%

JAFが教えるタイヤ交換方法

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