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キャラクター大賞上位でも「誰?」…知名度も予算もない『こぎみゅん』、デジタル展開で“声”に活路

デジタル先行でサンリオ色薄め…、自らグッズを“手作り”するメタ展開も

 一方で、ファンの熱量は高いものの、一般知名度が伴わないという課題はライバーやVtuber界隈でもありがちなこと。こぎみゅんに関してはデジタルでの人気が先行した分、サンリオという強力なブランド色が“良くも悪くも”薄いという課題もあるようだ。

 「動画で好きになり、あとからサンリオキャラクターだと知ったという方もいるようです。サイン会などでは『キャラクターグッズは好きじゃなかったけど、こぎみゅんと出会って初めて買った』と言われることも多いですね」(川村さん)

 デビューからしばらくグッズ展開がなかったのも、サンリオカラーが薄かった原因の1つかもしれない。そのことについてはこぎみゅん自身も悩んでおり、自らグッズを“手作り”するといったメタ展開もあった。

 「グッズを手作りする姿をTwitterで公開したところ、ファンの方々から『欲しい!』との声が集まり、ついに商品化に漕ぎ着けたこともありました(現在は販売終了)。ただ手作りなだけに、仕上がりはガタガタ(笑)。それでもファンのみなさんは、『こぎみゅんが頑張って作ってくれた』ととても喜んでくださって。親御さんが子どもの工作を大切に取っておく感覚に近かったのかもしれません」(川村さん)
 キャラクターグッズに取り組んできたサンリオが、いびつな商品を販売するのも異例なことだったはず。そうした「一生懸命な不完全さ」も含めて世界観となっているのが、こぎみゅんというキャラクターの特異性だ。

 キャラクター大賞で上位入賞するようになった昨今はグッズ展開も増えており、今年10月にはサンリオの人気キャラクターの証である「当りくじ」を単独で務めることも決定した。

 「ようやく、サンリオキャラクターとして認知していただけるスタートラインに立てたのかなと感じてます。ただ、やっぱりこぎみゅんはリアルな姿が共感されてきたキャラクター。今後はデジタルはもちろん、直接触れ合える機会もさらに増やして、サンリオキャラクターの一員として愛着を持っていただけるように成長していきたいです」(川村さん)

(文:児玉澄子)

(C)2023 SANRIO CO.,LTD. 著作(株)サンリオ

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