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タイルの奥に隠された“平成初期感”溢れるお風呂場に反響 モデルは「現在一人暮らしをしている築45年のマンションの浴室」
ステンレスドア、深めの浴槽、タイル貼りの壁、やけに高い天井…平成10年生まれの作者が創り出す子供のころのお風呂場
お風呂場のタイルを外したら、中に小さなお風呂がありました。
— Mozu (@rokubunnnoichi) September 25, 2022
こびとシリーズ第13弾
「こびとのお風呂」
全て手作りのミニチュア作品です。
制作期間は約5ヶ月。 pic.twitter.com/4VM6WU0yTz
Mozu「平成初期感」というコメントはズバリ当たっていたので、とても嬉しかったです!私は平成10年生まれなのですが、昭和後期〜平成初期生まれの方には多く共感していただけたのではないでしょうか。また、最近はレトロブームということで10代の方にも親しまれているので、多くの方に楽しんでいただけたのかなと考えています。
Mozu「タイルが外れてその奥には秘密の世界が…」みたいなことを子どもの頃によく考えていたのですが、大人になった今、それを急に思い出して、作品にしてみようと思いました。子どもの頃の夢を大人の自分が叶えてあげたという感じですね。
――ステンレスドア、深めの浴槽、タイル貼りの壁、やけに高い天井など、昭和や平成初期を感じさせるお風呂なのはもちろん、あいうえお表やあひるのおもちゃもあり、幼児のいる家庭を感じさせますが、今回の作品のモデルは?
Mozu今回のお風呂の参考にしたのは、現在私が一人暮らしをしている築45年のマンションの浴室です。なので、昭和後期〜平成初期生まれの方には馴染み深く、結果としてたくさんの方に懐かしさを感じていただけたのかなと思っております。
おもちゃ遊びや潜水ごっこ、的当てや釣りごっこ…「作品を作りながら自分がお風呂で遊んだことを思い出して、とても楽しかった」
Mozu一番大変だったのは、やはりミニチュアお風呂のタイル壁ですね。プラ板を約380枚切り出してミニチュアタイルを作り、1枚1枚均等に貼っていく作業には2ヵ月を要しました。しかし、同時にもっとも楽しかった工程でもあります。終わりが見えないようで、少しずつやっていれば必ず終わりが見えてくる。そんな作業が大好きなので。
Mozu苦労した点は、ミニチュアと実際のタイルの目地埋め(タイルの間の白い部分)作業です。ミニチュアの方は目地の水分調整を誤って全然白くならずに何度もやり直し、実物の方は経験不足で目地に水分が足りずにすぐに固まってしまい何度もやり直しました。もう二度と目地埋め作業はしたくないですね…(笑)。
――Mozuさん自身のお風呂場にまつわるエピソードはありますか?
Mozu子どもの頃はお風呂が大好きで、おもちゃ遊びや潜水ごっこ、的当てや釣りごっこなど、大抵の遊びはやり尽くしたのではないかと思っています。なので、作品を作りながらそれを思い出して、とても楽しかったですね。
作品の中にあるさまざまなヒントから、ここで暮らしている“こびと”がどのような人たちなのか想像しながら見ていただけると幸いです!