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「どうしてこうなった…?」“必死すぎるネコ”の姿に反響、裏側に猫写真家の奮闘と愛「地域猫の世話をする人に喜んでもらいたい」

地域猫の世話をする人がいてこそ撮影できる、「子どもの成長を隠れてお伝えするような気持ち」

――以前、インタビューで「地域猫をお世話している人たちに“こんな表情は見たことがない!”と思ってもらえる写真を撮りたい」と言っていましたが。

沖昌之 自分のお金や時間を割いて、雨でも雪でも地域猫のお世話をしている人たちがたくさんいらっしゃいます。ただ、そういう人たちはお世話に追われているからこそ、ゆっくりと猫ちゃんたちの様子を見られていないことがあると聞いたことがあって。お世話をしている人に写真を見せると、「元気そうで良かった」とか「こんなこともしているんだ」と喜んでもらえることもあります。

――たしかに、お世話するだけで大変です。沖さんに写真に撮ってもらうことで、あらためて魅力を感じるのかもしれないですね。

沖昌之 お世話してくださる方の協力があってこそ、はじめて猫たちを撮影させてもらえるので、喜んでもらいたいですし、「うちの子って、こんなにかわいいんだ」と思ってほしいんです。子どもの成長を隠れてお伝えするような気持ちですね。

――長年、外猫を撮影していて、猫たちの環境の変化や保護団体の活動などに変化はありましたか?

沖昌之 劇的に何かが変わったということは、あまり感じないかもしれないですね。ただ、都内でも外猫をなくしていこうという活動が増えてきて、それが少しずつ形になってきているところは出てきています。僕も猫を撮影したいとは思いますけど、それ以前に「捨てられていないよね?」と心配になることもあるので。外猫がいなくなって自分の仕事は減るかもしれないけど、それなら海外に行って撮影すればいいかなとも思います。

――なるほど。では最後に、猫写真家として伝えたいことは?

沖昌之 僕も最初は猫の外見が好きで撮影を始めたのですが、実際にカメラを構えてみると、それぞれに個性や性格があって。内面のほうが、もっとかわいいということに気づきました。その内面にあるさまざまな瞬間を凝縮したものが、『必死すぎるネコ』です。老いても太っていても猫は凄まじくかわいくて、そのかわいさがたっぷりと詰まった写真集です。

――本当にみんなかわいいですよね。

沖昌之 猫と暮らしたことがある人なら、この写真集の中の仕草を見て、きっと愛猫を思い出すと思います。それによって「また猫と暮らしたい」とか、「猫が大好きだ」と感じてくれたら。そして、多くの人が外猫のことも想ってくれるようになったらうれしいです。

『必死すぎるネコ〜一心不乱篇〜』

沖昌之
辰巳出版 刊

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