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“違和感”の向こう側へ…Mattが求めた自分だけの美「『不自然』は僕にとって批判ではない」

Matt

 松嶋菜々子と異色コラボを果たしたCMが話題のMatt。元プロ野球選手の桑田真澄の息子ながら、美意識高いインスタグラムが話題となり、バラエティー番組などでも活躍。“Matt化”という言葉を生み出し、メイクや画像加工にポジティブな印象をもたらした。一時は「不自然」だと批判されたこともあったが、彼はそれを「勇気を与えてくれるワード」だと言う。人を外見で判断する“ルッキズム”が疑問視される昨今だが、周囲の声に惑わされずに、Mattが導き出した答えとは?

深夜もおまかせ!Uber Eats ショッピング篇」

画像加工のイメージも変化?「今は堂々と『レタッチしてます』と言う方も増えた」

Matt

──以前からオンエア中のUber EatsのテレビCMですが、松嶋菜々子さんのMatt化には驚きました。

Matt 僕もまさか松嶋さんと共演させていただけるなんて、ちょっと(タレントとしての)格が上がった感じで(笑)、うれしかったですね。このCMでは出演するだけでなく、メイクや衣装など僕のアイデアも取り入れてくれて、一緒にものづくりできるのがとても楽しいです。

──松嶋さんのメイクはいかがでしたか?

Matt 素晴らしかったです。お近くで見せていただいてもお肌つるっつるで! ベースを大切にされているからこそ、メイクもよくのって映えるんですよね。僕もレーザーやピーリングなどお肌への投資はけっこうしてますけど、日々のスキンケアって大事だなと改めて実感しました。

──やはり女優さんは、Matt化しなくてもきれいなのでしょうか?

Matt そうですね。でも“それ以上”を求めるのであれば、画像加工は必須です。昔、よく女優さんやモデルさんが「何もしてません」と言ってましたけど、その発言は無理があるというか、メイクで変われる限界は僕もかなり研究しましたから。でも今は堂々と「レタッチしてます」と言う方も増えましたし、それで作品のクオリティが上がるのはすごくいいことだと思うんですよね。

──「画像加工はズルい」という声もいまだにありますが、どう思いますか?

Matt 「画像加工=努力しないでコンプレックスを隠してる」みたいなイメージから、そう言われるようになっちゃったのかな? でも手軽な画像加工アプリが増えた分、加工にも努力やセンスは必要だって、みんなだんだんわかってきたと思うんですよね。今は隠す目的というよりも、純粋に美の追求を楽しんでやっている人が増えたような気がします。

「不自然」こそ求めていた姿、「違和感を超えて気になる存在になれた」

  • Matt

──Matt化というワードが、画像加工をポジティブなイメージに変えたところは大きかったですね。

Matt 僕も、「こんないいアプリがあるよ」ってどんどんシェアしています。美意識は人それぞれ違うけど、自分だけの美を求めたって誰にも迷惑はかからないですし、表現の自由はすべての人にある。もしも「加工はズルい」とか「不自然じゃない?」と批判されて傷ついている人がいたら、「あなたの美はあなただけのもの。周りの声に惑わされないで、自由に追求していいんだよ」とお伝えしたいですね。

──Mattさんもメディアに登場した当初は、「不自然」などと心ない声を浴びせられたこともありました。

Matt 僕はむしろ、そういった声をプラスに感じていました。というのも、「不自然」というのは僕が求めていた姿だったから。「会いに行けるアイドル」といった親近感のある芸能人の方が増えていた頃、僕が憧れたのはテーマパークで出会ったキャラクターたちでした。それはどう見ても「不自然」で「人間じゃないみたい」で、だからこそものすごく心を掴まれたんです。手が届かないキャラクターたちに。

──Mattさんも出始めの頃は、「この人は実在するの!?」と衝撃を呼びましたね。

Matt そのうちみなさんの目も慣れて、「だったら本物を見てみたい」という気持ちに変わっていったんでしょうね。違和感を超えて気になる存在になれたというか、それこそ僕が目指していたことだったので。「不自然」は僕にとって批判ではなく、「もっと頑張ろう!」と勇気を与えてくれるワードだったんです。

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