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北村匠海の偏愛サウナ紀行 “整い欲”とルーティンで「宇宙まで飛んでいける」

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
⇒この記事をオリジナルページで読む(9月29日掲載)

実力派俳優としての道を着実に歩む北村匠海さん。『とんかつDJアゲ太郎』『さくら』と映画の公開も控える一方、ダンスロックバンドDISH//のフロントマンでもあり、その活躍はまさに飛ぶ鳥を落とす勢い。とにかく多忙な彼にとって、大きな癒やしになっているのが“サウナ”。とてつもなく情熱的なサウナへの愛の持ち主です。「宇宙に飛んでいく」「“整い欲”は三大欲求」など、独特のサイケデリックさがたまらない「北村語録」とともに、いざディープなサウナ・ワールドへ迷い込みましょう……!

撮影:友野雄(YU TOMONO)取材・文:東海林その子

「一周目は10分、二周めは11分、三周目は12分」――整うための“マスト”ルーティン

――DISH//として『SAUNA SONG』をリリースしたくらいに、サウナを愛する北村さん。サウナに入る際、「これがあればさらに整う(リラックスした、気持ちのいい状態が訪れる)」「これは外せない!」ということは?
北村匠海まず、サウナ前には絶対カレーを食べます。だいたいスパイス強めなインドカレーを食べます。そこで汗をかいて、なんならそれで一回整うくらいの気持ちです。あとは蓄積された疲労と欲望。疲れていれば疲れているほどいいんです。

“整いに行く”っていうマインドも超大事で、「気持ちで持っていく部分」があるんですよ。気持ちよくて何もかも忘れられるしスッキリするんだけど、心が追いついていないとたまに「あれ?」みたいなときがあるんです。

DISH//『SAUNA SONG』MUSIC VIDEO

サウナにあまり行かない人からしてみると、サウナに入る意味があんまりよくわからないみたいで、「何してるの?」って言われることが結構あります(笑)。でも僕は“整い欲”を三大欲求に入れていいと思っていて。もう癒やしって言葉の語源はこれか!っていうくらい、サウナに入って水風呂して外気浴しての1周目とか、とんでもない感じになります。なんかもう、全部いいやって(笑)。何もかも忘れられるし、脳に詰まっていたものがパーって消える感じっていうか。
――人間の三大欲求に……! そのルーティンを何周かするんですか?
北村匠海僕は3周します。1周目はサウナが10分、水風呂は羽衣を着るまで、外気浴は乾くまで。2周目はサウナが11分、最後は12分に延びますね。
――3周。1分ずつ延ばすんですね。
北村匠海サウナの中にある時計が12分時計なんですよ。整い終わるときに、その時計が1周しきったところで終わる気持ちよさがあるので、そう決めています。水風呂も正直温度にもよるんですけど、池袋の「かるまる」だと一番低い10度以下のと、14度くらい、その上の25度くらいで、整い方が全然違うんです。1周目は一番低いのに入ってキンキンに冷やして、2周目はちょっと休憩で25度、最後は14度。今のご時世、久しく入れていないですけど、いいですよね。

抽象的な言葉が多くなっちゃうんですけど、毎日の「はあ疲れた、寝よ」っていうポツポツと続く日々が、サウナに行くと全部線になる感覚なんですよ。毎日の点が、「おつかれー!」ってまっさらに繋がる感じ。

仲野太賀に連れられ“聖地”へ 10代で出会ったサウナ

――「点と線」……! それでは、サウナで整ったあとの定番はありますか?
北村匠海本来はあまり良くないらしいのですが、ビールを飲みます。めっちゃくちゃうまいです。そこまでがセットですね。初めてサウナに行ったのが17歳か18歳のときで、(仲野)太賀くんに連れて行ってもらいました。そのときはサウナの後に炭酸飲料を飲んでいました。

だから成人して初めて「サウナ後のビール」ができたときは、これだよな〜ってやっと味わえた感覚でした。
――サウナの楽しみ方を教えてくれたのが太賀さんなんですね。
北村匠海はじまりはそうですね。笹塚の「マルシンスパ」っていう、東京のサウナの聖地みたいなところに連れて行ってくれて。

――他にもサウナ仲間はいますか?
北村匠海めちゃくちゃいます。磯村勇斗、伊藤健太郎もそうですし、上杉柊平、葉山奨之も。吉沢亮くんとも撮影で一緒だった時サウナ入りましたし。
――豪華! みなさん、楽しみ方は違うんですか?
北村匠海違いますね。『サヨナラまでの30分』(2020年1月公開)って映画を撮っていたとき、そこで柊平くんにサウナを教えたんですよ。そしたらめちゃくちゃハマって、柊平くんと奨之と僕、あとカメラマンの方とみんなでサウナに行って。それぞれ足並みはバラバラなんですけど、最後の外気浴で横並びになるときに「僕らも繋がってるよな……」って。
――一体感が生まれるんですね(笑)。
北村匠海「地球は一つだよな……」ってなるんですよ。サウナのあとって地球と繋がる感覚がある人もいるんですけど(笑)、僕は宇宙に飛んでいく感じがあるんです。僕は大体、空を見ながら外気浴をするんですよ。そうすると本当に気づけなかったことにいろいろ気づけて。「星ってこんなにキレイなんだ」とか、夏だと「トンボがめっちゃ飛んでる」とか。そういうちっちゃいことが幸せに繋がっていく感じがありますね。
リスペクトするのは磯村勇斗「ポテンシャルがすごく高い」
――そんな北村さんから見て、「こだわりがすごい!」と思う人は?
北村匠海磯村くんはポテンシャルがすごく高いなと思います。さっきの欲望の話ですけど、整うためのポテンシャルってあるんですよね。彼がサウナの番組(『サウナーーーズ 〜磯村勇斗とサウナを愛する男たち〜』、WOWOWで放送)をやっていて、僕はそのナレーションを担当させて頂いたんですけど、その姿を見ていると「彼には敵わない……」と思ったんです。
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『サウナーーーズ 〜磯村勇斗とサウナを愛する男たち〜』公式インスタより

2人でよもぎのスチームサウナに入ったときも、彼はとんでもなく熱波してきて(サウナ室でストーンに水をかけたり、タオルで仰いで水蒸気=熱波を作ること)。めっちゃストイックで、顔も体も真っ赤っかですよ。

そんな磯村くんが「池袋の『かるまる』に行ったことがないんだよね」と言うので、「じゃあ『かるまる』の“初めて”、僕が奪うわ」ってことで、2人でカレーを食べてから行きました。中にあるサウナ室と水風呂を全部回りましたね。最後が薪サウナだったんですけど、僕、そこが一番好きで。本物の火があるし、サウナ室の中にドライフラワーが飾られていて、かなりネイチャーなんです(笑)。木の匂いに包まれて汗をかいて、自然に帰った気持ちになれます。
――すごい。薪サウナでは、自然も体感できるんですね。
北村匠海柊平くんとはずっとテントサウナをやろうって言っているんです。キャンプに行ってテントを張って、サウナして川に飛び込む。そのまま川辺で空を見上げようって。いろいろなことが落ち着いたら、自然に触れながらサウナを楽しみたいです。

(サウナの本場)フィンランドにも行きたい。あと、長野では「サウナフェスジャパン」というフェスがあるんですけど、前に磯村くんがゲストで出ていて、僕はMCとして出たいんです。
――テントサウナにフィンランドにフェスまで、野望は尽きないですね。では最後に、北村さんにとってサウナとは
北村匠海僕にとってサウナとは、命の流れを感じられる場所。「生きている心地」がある場所です。

――壮大です……。
北村匠海そうですね(笑)。サウナに行くと生きている心地があるし、血が流れている感覚もあって。すごい変な話をしていますけど(笑)、そういう場所です。

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